F1 サンパウロGP
アストンマーティン、最大7人のスタッフがチーム離脱? ニューウェイらのアドバイス参考に再編か
エイドリアン・ニューウェイとエンリコ・カルディレによる再編により、アストンマーティンのデザイングループからエリック・ブランディンを含めた複数のスタッフが離れるようだ。
Stuart Codling Ronald Vording
公開日時: 2025/11/07 9:23
Copy link
Viberでシェア
Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

Fernando Alonso, Aston Martin Racing
写真:: James Sutton / LAT Images via Getty Images
厳しい1年を過ごしているアストンマーティンF1チームは、エンジニアリング部門の再編を進めており、複数のスタッフがチームを離れるようだ。
今回の再編で、最大7名の上級スタッフがチームを完全に離脱するか、同社の先端技術部門へ異動するとみられている。その中には、2022年にメルセデスから副技術ディレクターとして招へいされ、その後エアロダイナミクス担当ディレクターに異動したエリック・ブランディンも含まれるようだ。
これは、チームの競争力低下によって促された反応ではなく、今年初めにレッドブルから加入したマネージング・テクニカルパートナーのエイドリアン・ニューウェイからのフィードバックの結果であると理解されている。
アストンマーティンは、過去数シーズンにわたって、レッドブルからダン・ファロウズをテクニカルディレクターとして採用(そして解雇)、メルセデスからブランディン、フェラーリからエンリコ・カルディレをチーフテクニカルオフィサーとして採用するなど、持続的な人材獲得を続けてきた。カルディレはフェラーリとの契約上、加入するまでの期間が非常に長かったが、今年8月にチームに加わっている。
Enrico Cardile, Aston Martin Racing
Photo by: Aston Martin Racing
しかし他の組織から著名なエンジニアを単に買い入れることが、必ずしも成功への近道とは限らない。F1マシンの設計は、何百人もの人々が携わる非常に大規模な事業だからだ。構造とプロセスが必要であり、ニューウェイは特定の作業スタイルを発展させてきた。それは、マシンコンセプトの全体像を把握しながら、自分のスキルが特に役立つ分野に注力するというものだ。
彼は根深い悪癖、柔軟性の欠如、内部政治といったモノを嫌うことで有名だ。マシンの性能こそが彼の原動力であり、同僚にも同じ姿勢を求める。
予算制限時代において、スタッフのチーム間移動に伴い、チームが規制順守のために人員構成を見直すことも一般的となった。車両設計に関わる全員の給与が予算内に収まる必要があり、唯一の例外は通常、チームを支える屋台骨となる上級幹部3人への手当である。
人事異動について、アストンマーティンの広報担当者は「社内の人事問題についてはコメントせず、発表する事項もない」と述べた。
オーナーのローレンス・ストロールが施設に巨額の投資を行なっているにもかかわらず、ニューウェイはシミュレータがアストンマーティンの弱点分野のひとつだと指摘している。ニューウェイは、この分野の改善を迅速に進めることを使命として、レッドブルからジャイルズ・ウッドをシミュレーションおよびモデリングディレクターとして引き抜いた。
ウッズは、ニューウェイの自伝の中で、2010年にレッドブルの競争力を大幅に改善した人物として、戦略責任者のウィル・コートニーとともに高く評価されている。
今回のチーム再編、合理化にはニューウェイとカルディレ、ふたりの経験に基づく提言が反映されているとみられる。技術部門の焦点を2026年プロジェクトへ移行させる過程で得られた知見が活かされたのだ。
チームのCEO兼チーム代表のアンディ・コーウェルは英Autosport誌の独占インタビューで次のように語った。
「ローレンス(ストロール)がチームを買収して以来、彼の言葉は常に行動で裏付けられてきた」
「キャンパスを見て、そして彼がその中に注いだ投資を見れば、エイドリアンのような人材をリクルートする彼の手法を見れば、その決意がわかる。その時点で、パドック全体が理解したのだ。生き残りを懸けたチームから、勝利を目指すチームへと変貌させるという彼の決意を」
関連ニュース:
F1“ブラックボックス”だったカスタマーPUから、“自由”なワークスPUへ。ホンダとの共闘で感じるメリットを、アストンマーティン代表が明かす
F1アストンF1オーナーのストロール、ホンダと組む2026年以降のミッションは”ワールドチャンピオン”と宣言「達成するまで諦めない。私は容赦ないよ」
あなたの意見が聞きたい!
Motorsport.comで何を見たいですか?
5分間のアンケートにご協力ください。
- Motorsport.comチーム
コメントを読んで投稿する
関連ニュース :
記事をシェアもしくは保存
Copy link
Viberでシェア
前の記事 ローソン、“マーシャルニアミス事件”でのメキシコ自動車連盟からの非難に驚き。自身を擁護したFIAの声明は「非常に明確で正確だった」
次の記事 ジャック・ドゥーハン、来季はスーパーフォーミュラ挑戦か。アルピーヌF1と決別し新たな道を歩む可能性
Top Comments
コメントはまだありません。 最初のコメントを投稿しませんか?
View More & Comment

More from
Stuart Codling

アロンソの”F1ドライバーのレベルが低い”発言が思わぬ波紋。ローソン主張「そもそも、F1に辿り着くのが難しすぎるのが問題だ」
F1
F1
メキシコシティGP
1 日前
アロンソの”F1ドライバーのレベルが低い”発言が思わぬ波紋。ローソン主張「そもそも、F1に辿り着くのが難しすぎるのが問題だ」

ボッタスのキャデラック離脱はもはや既定路線? ブコウスキー代表「シートが決まっていない全員から連絡をもらっている」 しかし最優先は”アメリカ人”
F1
F1
アメリカGP
7 日前
ボッタスのキャデラック離脱はもはや既定路線? ブコウスキー代表「シートが決まっていない全員から連絡をもらっている」 しかし最優先は”アメリカ人”

マクラーレン、今後前進するための”一歩”。マシンの新たな方向性を探るアップデートへの期待
F1
F1
アメリカGP
7 日前
マクラーレン、今後前進するための”一歩”。マシンの新たな方向性を探るアップデートへの期待

More from
アストンマーティン

フェルナンド・アロンソ、予選Q1でトラブル発生! 上位進出のチャンスを逃す「想像を絶するほど悔しい」
F1
F1
メキシコシティGP
10 時間前
フェルナンド・アロンソ、予選Q1でトラブル発生! 上位進出のチャンスを逃す「想像を絶するほど悔しい」

メキシコ初日好調アストンマーティン。しかしまだ改善の余地あり……ホンダF1折原エンジニア「燃焼は想定通り。でもまだ最適化できる」
F1
F1
メキシコシティGP
1 日前
メキシコ初日好調アストンマーティン。しかしまだ改善の余地あり……ホンダF1折原エンジニア「燃焼は想定通り。でもまだ最適化できる」

アロンソってすごい……アストンマーティン現場責任者が目撃した特殊な能力「彼にはマシンのダメージを補う才能があるみたいだ」
F1
F1
メキシコシティGP
2 日前
アロンソってすごい……アストンマーティン現場責任者が目撃した特殊な能力「彼にはマシンのダメージを補う才能があるみたいだ」
最新ニュース

ピアストリ、まさかのQ2敗退はタイヤが原因?「グリップがまったくなかった。決勝の追い上げは難しい」
F1
F1 F1
メキシコシティGP
2 分前
ピアストリ、まさかのQ2敗退はタイヤが原因?「グリップがまったくなかった。決勝の追い上げは難しい」

ヤマハ、MotoGPカタールGPを欠場。緊迫する中東情勢を考慮し独自の決断
MotoGP
MGP MotoGP
マレーシアGP
37 分前
ヤマハ、MotoGPカタールGPを欠場。緊迫する中東情勢を考慮し独自の決断

オーバーテイクはほぼ不可能? 3番グリッドのルクレール警戒「最初の数コーナーで結果が決まるかも」
F1
F1 F1
メキシコシティGP
40 分前
オーバーテイクはほぼ不可能? 3番グリッドのルクレール警戒「最初の数コーナーで結果が決まるかも」

アレックス・マルケス、5月に負傷した右肩が限界……手術受けカタールGP欠場へ
MotoGP
MGP MotoGP
マレーシアGP
1 時間前
アレックス・マルケス、5月に負傷した右肩が限界……手術受けカタールGP欠場へ
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。
次の 2 つのオプションがあります。
- サブスクライバーになります。
- 広告ブロッカーを無効にします。
購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします
広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード
お知らせの管理
登録