ロズベルグ、ハミルトンvsフェルスタッペンの”頂上バトル”を楽しむ「最高のふたりが戦うのは素晴らしい」
ニコ・ロズベルグは、今季激しい戦いを繰り広げるルイス・ハミルトンとマックス・フェルスタッペンについて、史上最高の才能がぶつかり合うのは素晴らしいことだと語った。
2016年のF1チャンピオンであるニコ・ロズベルグは、自身のかつてのライバルであるルイス・ハミルトン(メルセデス)と、それに対峙するマックス・フェルスタッペン(レッドブル)のタイトル争いについて「素晴らしいこと」だと語った。
ロズベルグはメルセデスに在籍していた2016年、チームメイトのハミルトンとの激しいバトルを制し、見事F1ドライバーズタイトルを獲得した。しかしシーズン終了直後、電撃的に現役引退を発表。世界に衝撃が走った。
そのロズベルグは、幼少期から2016年までライバルとして戦ってきたハミルトンが、新進気鋭のフェルスタッペンと激しい争いを繰り広げる2021年シーズンをどう見ているのだろうか? それについて尋ねると、ロズベルグは次のように語った。
「ふたりの戦いは素晴らしいモノだ。彼らの世代で最高の才能の持ち主であるふたりが、お互いに争っているんだから。彼らはF1の歴史を振り返っても最高レベルのふたりだと思う」
そうロスベルグは語った。
「彼らは速いだけではなく、ホイール・トゥ・ホイールの最高のバトルも見せてくれた。戦いは非常に激しい。ルイスは、マックスからの攻撃により、その勢いを止められていると語っていた。これは、緊密な戦いを生み出すレシピだとも言える」
「今週末もそういう戦いがまた見られるだろう。それはこのスポーツにとって素晴らしいことだ」
これまで7度のチャンピオンを獲得してきたハミルトン。しかしフェルスタッペンの台頭もあってか、今季のハミルトンはミスが多いようにも見える。
それについてロズベルグは、次のように考察する。
「それがプレッシャーに関係しているかどうかは分からない。でもマックスもいくつかのミスを犯している」
そうロズベルグは語る。
「チャンピオン争いを見ると、究極のパフォーマンスレベルにあるように見える。そのレベルで戦えば、ミスも起きるだろう。それは普通のことだ」
「彼らはとても接近した戦いを繰り広げている。そして、同じようなパフォーマンスのマシンを手にしている。それは真のドライバー同士の戦いであり、差を生むのはサーキットの特性の違いなんだ。そして、ミスを最小限に抑えた男が、チャンピオンシップに勝つチャンスを手にする」
ロズベルグ曰く、ここまでふたりは全く互角の戦いを繰り広げてきたという。
「ポイントが示すように、ふたりは互角の戦いを繰り広げてきたと思う。それぞれ、とんでもないパフォーマンスを示すこともあったし、逆にミスを犯すこともあった。ホイール・トゥ・ホイールのバトルでは、一方が優れている場合もあれば、もう一方が優れている場合もあった。だから、ふたりの能力は非常に僅差だと思う」
「今年は、最高のふたりが戦っている。それを見るのは、素晴らしいことだ。今後のレースが待ち遠しいね」
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