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フェラーリと下位争いをして満足するものか! ハース代表、跳ね馬と接戦も笑顔なし

ハースのギュンター・シュタイナー代表は、チームがベルギーGPでフェラーリと争ったとはいえ、下位争いでは満足感は得られないと語った。

Romain Grosjean, Haas VF-20, Charles Leclerc, Ferrari SF1000

写真:: Charles Coates / Motorsport Images

 ハースはF1第7戦ベルギーGPでも下位に沈んだ。17台が完走したレースで、ロマン・グロージャンが15位、ケビン・マグヌッセンが17位と、かなり厳しいレースに終わった。

 ただグロージャンは、この週末で苦しんでいたフェラーリ勢と終盤まで接近した戦いを繰り広げていた。本来ならばフェラーリのカスタマーチームであるハースがワークスチームの近くにいることは励みになるはずだが、ハースのギュンター・シュタイナー代表は、この状況には全く喜びを感じていないと語った。

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「もちろん、少なくともレースができたことに関しては、少しは満足感を得ることができるだろう。だが正直に言って、12位や13位を目指してここにいる者は誰もいない」

 シュタイナーはそう語った。

「日曜日に誰かとレースをすることはエキサイティングなものだが、考えてみれば、我々と同じく苦戦している者と戦うという、なんとも満足感の得られないことをしているのだ」

「そこからは何の満足感も得られない」

 またシュタイナーは、フェラーリ製パワーユニットを搭載したチームのスピード不足は驚くべきことではなかったと語った。

「それほど驚くことではない。ここ6レースの間、我々の位置は大体分かっていた」

「それがどれほど大きいものかは正確には分からなかった。去年もそのような感覚を経験しているから、少しは慣れている」

「私の気持ちは分かるはずだ。パワーが新たに増えることもないし、マシンも当分そのままだ。1週間後にはまた同じような経験をするだろう。ムジェロはどうなるか分からないが、それほどパワーに敏感なサーキットではないと思うから、素晴らしいものになるだろう」

「モンツァがかなり厳しいものになるのは間違いない。我々はそれを承知を上でレースに臨むし、週末全体を通して我々のベストを尽くしていくだけだ。それがこのポジションにいる我々のすべきことだ」

 2021年のフェラーリ製パワーユニットの展望について尋ねられたシュタイナーは、自分自身も同じような質問をフェラーリにしたことがあると語った。

「今年はエンジンに関してできることは何もないので、ただ時間が過ぎていくだけだろう」

「来年彼らがどの位置にいるのかは正確には分からない。私は彼らに毎日のようにその質問をしているので、彼らが色々と取り組んでいることも分かっている」

「ただはっきりとした答えはないし、自分ではコントロールできないものについて私が代弁するのは難しい」

「私はただメッセージを伝えているだけだ。彼らはより良いものにする必要があると分かっているから、懸命に取り組んでいるのだ。その答えを知ることができるのは、来年サーキットに戻ってきてからだと思う」

 

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