アルピーヌ、リカルドのチーム復帰も選択肢?「できる限り最高のドライバーが必要」

アルピーヌのオットマー・サフナウアー代表は、オスカー・ピアストリを引き留めることができなかった場合、ダニエル・リカルドのチーム復帰の可能性を否定していない。

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 アルピーヌは、アストンマーチンに移籍するフェルナンド・アロンソの後任として、オスカー・ピアストリの起用を発表した。しかし仮に彼の起用が実現しなかった場合、マクラーレンでの将来が疑問視されているダニエル・リカルドをチームに呼び戻す可能性を否定していない。

 セバスチャン・ベッテルが今季限りでF1を引退すると発表したことで、来季に向けたドライバー市場の動きが活発化している。ベッテルの後任として、アロンソの電撃移籍が決定。アルピーヌのシートに空きが生じたのだ。

 そこでアルピーヌは、2021年のFIA F2王者である育成ドライバーのピアストリ起用を決めたが、本人はソーシャルメディアでその事実を否定するという事態に陥っている。

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 ピアストリは、2023年にF1デビューするためにはウイリアムズにレンタルされるしかないと思われていた時期に、マクラーレンへの移籍に合意したと考えられており、彼と彼のマネージャーであるマーク・ウェーバーはアルピーヌからのデビューを拒否したようだ。

 もしピアストリが今後、法的な問題に勝ち(あるいは違約金を払って)マクラーレンに行くことになれば、アルピーヌはまた別のドライバーを探さなくてはならなくなる。

 サフナウアーは、すでに「他のドライバー候補からたくさんの電話がかかってきた」と述べている。

 現マクラーレンのダニエル・リカルドは、その中でも有力な候補となりそうだ。最近はパッとしない戦いが続いているが、F1キャリアで8勝を記録している実力者なのは間違いない。

 問題は、当時ルノーと呼ばれていた同チームが大金を投じて獲得したリカルドが、加入2年目の2020年シーズン序盤にマクラーレンに移籍することを決断した過去があるからだ。

 リカルドについてサフナウアーに聞くと、アロンソがチーム戻ってきた前例と比較し、優先すべきは勝てるチームになるために適切なドライバーを見つけることだと、motorsport.comに語った。

「例えばフェルナンドを見れば、彼は行ったり来たりしているし、それは他のドライバーにも起こることだと思う」

 そうサフナウアーは話した。

「そして、それが問題だとはまったく思っていない。我々が集中しなければいけないのは、今後の88~89戦なんだ」

「できる限り最高のドライバーで、そのプランを補完しなければいならない。我々にはいくつかの選択肢があるんだ。エステバン(オコン)の隣に最高のドライバーを配置することで、我々が計画してきたことに向かって前進できるようにするんだ」

 サフナウアーはまた、ピアストリがマクラーレンに移籍しようとしたことで関係が悪化する可能性はあるものの、最終的に彼がシートを獲得することになればチームとして協力することができると主張している。

 BARやフォースインディア、アストンマーチンなどでキャリアを積んできたサフナウアーにとって、今回のような事態は初めてではない。ジェンソン・バトンが2005年にウィリアムズへ移籍するかと思われたが、法的な争いの末に最終的にBARホンダに留まった例を引き合いに出し、彼は次のように述べた。

「私はそうしたことが実際に起きているのを目の当たりにするくらいには、長くここにる」

「ジェンソンがウイリアムズとサインして、BARホンダに留まった時は全く問題がなかった。オスカーとジェンソンが違うということは分かっているが、とにかくそうしたルートに行く必要がないことを願う」

「私は実際に、ドライバーが別のチームと間違って契約してしまい、最初に契約したチームでドライブしなければならなくなったというケースを見たことがある」

「そして、それはまったく問題なかった。つまり当時のジェンソンは、覚えているかどうか分からないがBARで素晴らしい仕事をし、ウイリアムズで終わることはなかったんだ」

 
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