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F1チームがコンストラクターである必要はない? アルファタウリ代表の持論

アルファタウリ・ホンダのチーム代表であるフランツ・トストは、F1におけるコンストラクターの定義は「時代遅れ」であり、他のチームから今よりも多くのパーツを購入できるようにすべきだと考えている。

Pierre Gasly, AlphaTauri AT01

Pierre Gasly, AlphaTauri AT01

Charles Coates / Motorsport Images

 今季のF1は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、開催カレンダーが大きく変更され、例年とは大きく様相を呈するシーズンとなっている。そんな中で、当初は開催の予定がなかったグランプリがカレンダーに追加されるなどしたため、大いに注目を集めている。

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 それと共に話題の中心となっているのは、いわゆるコピーマシン問題である。レーシングポイントの今季マシンRP20は、メルセデスの昨年型マシンW10と酷似しており、特にブレーキダクトは完全なるコピーだとして、ルノーF1が正式に訴えを起こした。これについてはレーシングポイントは”有罪”だと判定されたため、コンストラクターズポイント15ポイントの剥奪と40万ユーロ(約5000万円)の罰金が科された。

 F1の全体的な流れで言えば、開発コストを削減しつつも、各チームが独自に開発することを義務付ける”リステッドパーツ”を拡充する方向に推移している。しかしアルファタウリ・ホンダのチーム代表であるフランツ・トストは、この見方に反し、姉妹チームであるレッドブル・レーシングとの関係をさらに活用できるようにすべきだと考えている。なお現時点でもアルファタウリは、レッドブル・テクノロジーを通じて、レッドブル・レーシングとリソースをある程度共有している。

「私の個人的な意見としては、各チームは別のチームから、より多くのパーツを購入できるようになるべきだということだ」

 そうトスト代表は語った。

「どうしてかって? それは私としては、すべてのチームがコンストラクターでなければならないという哲学は、時代遅れだと思うからだ」

「F1の純粋主義者たちが、こう言っているのは知っている。『我々はコンストラクターでなければいけない。全てのチームは、全てのことを内部で設計する必要があるのだ』とね。しかし問題なのは、どうやってその資金を調達するのだろうか? エンジニアたちもそう言っている」

「我々は技術的な面では、ものすごく高いレベルに達した。そしてトップチームは、素晴らしいインフラを整えている。もし誰かがF1に参入したいと思ったとしても、それは非常に難しく、ほぼ不可能だと言えるだろう。F1の中にいるチームだって、追いつくことができないのだからね」

「多額の資金を投入する。そして私は『何のためにそれを投資するんだ?』と尋ねる。なぜ全てのチームが独自の風洞を持ち、独自のCFDシステムを持ち、500〜600人もの従業員を抱えている必要があるのだろうか?」

「今では、コストの上限が決められた。それでもなお、私の意見としては、今の困難な経済状況の中としては、多すぎるほどの資金を今でも費やしていると思う」

「ただレギュレーションとしては、今はその通りだ。個人的には、トロロッソと共にF1にやってきた時のことを思い出す。当時はレッドブル・テクノロジーから1年落ちのマシンを手に入れ、通常の1/3の資金でレースを戦うことができた」

 トスト代表はまた、写真を撮るなどしてライバルチームの技術を研究する”リバースエンジニアリング”を規制しようとするFIAの計画に対しても疑問を呈した。

「他チームのマシンの写真を撮ることを、禁止するのは不可能なことだ」

 そうトスト代表は語った。

「この手法は、F1の歴史と同じくらい古いモノだ。今の問題は、特別なブレーキダクトに関することだ。もちろん、内部から写真を撮ることはできない。コースサイドから、ブレーキダクトの全ての小さな部品を撮影するのは不可能だ」

「つまり、写真を撮るためには、これらのパーツを入手する必要がある。これが合法なのか、そうではないのか、知的財産権を侵害しているのではないかというのが今の時点での問題だ。しかし、私が結論を下すようなモノではない。国際控訴裁判所が答えるべき問題なんだと思う」

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