角田裕毅、不運でアタックチャンス逃し予選12番手も「この結果には満足」チームも”全開引き出す”走りを称賛
F1オーストラリアGP予選で12番手となったアルファタウリの角田裕毅。Q2では車検の呼び出しによりタイム計測の機会を逃したものの「結果には満足している」と語っている。
写真:: Lionel Ng / Motorsport Images
オーストラリア・メルボルンのアルバート・パーク・サーキットで開催されているF1第3戦オーストラリアGPの予選で、アルファタウリの角田裕毅はQ3進出を逃して12番手となったが、「この結果に満足している」と語っている。
角田は熾烈な中団グループ争いの中で、完全なドライコンディションで行なわれたFP1で17番手、FP3は16番手と後方に沈んだ。
しかし迎えた予選で角田は、Q1を15番手で通過するとQ2の序盤で11番手まで浮上。2回目の走行に向けて一度ガレージへ戻ったものの、その際に角田は車検員にマシンの測量に呼び出されることに……この予選中の車検は抜き打ちで行なわれるものだが、角田にとってはタイミングが悪く、結果として最後の走行でアタックラップを2回できずに12番手で予選を終えることとなった。
予選は路面温度も21~24度とかなり冷えたコンディションだっため、1回の走行で2回連続でタイム計測を行なうドライバーも少なくなく、アルファタウリとしてもその戦略を考えていたという。
角田は不運によってタイム計測の機会が少なくなったものの、自身の走りと12番手という結果には満足しているようだ。
「予選は良かったし、終始上手くペースを作ってパフォーマンスを最大限に引き出すことができました」
角田はチームを介してそう語った。
「Q1はまずまずの出来で15番手に終わりながらも、周回を重ねるごとにもう一歩前進することができました」
Yuki Tsunoda, AlphaTauri AT04
Photo by: Lionel Ng / Motorsport Images
「Q2では、2回のプッシュラップを予定していましたが、車検での計量の影響で2回目のラップを終えることができませんでした。フライングラップが1回しかなかったことを考えると、この結果とチームのパフォーマンスアップには満足しています」
そして決勝レースに向けて、角田は次のように続ける。
「日曜日のレースが楽しみです。ロングランは試していませんが、ポイントを獲得できるようにマシンから限界を引き出すことを目指します」
また、チームでテクニカルディレクターを務めるジョディ・エジントンは、角田の予選を「今回はQ3のペースがなかったが、ユウキは予選で12番手と良い結果を残したから、全開を引き出せた」と振り返り、決勝に向けて次のように語っている。
「まとめると、ポジティブな兆候はあった。しかし中団グループでの確固たるポジションを得るにはまだまだ長い道のりがある」
「これからはレースに集中することになるが、可能な限り早くマシンを前進させるために、潜在的なチャンスを生かす準備が必要なのは明らかだ」
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