フェルスタッペン、赤旗で「間違いなく狙えた」ポールポジションに届かず。それでも結果には満足
レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、F1モナコGP予選のラストアタックでポールポジション獲得を確信していたものの、赤旗が出てしまい涙を呑むことになってしまった。
写真:: Steven Tee / Motorsport Images
レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、F1第5戦モナコGPで予選2番手を獲得。モナコで自身初のフロントロウに並ぶことになったが、赤旗で中断を余儀なくされたQ3最後のアタックを完了できていれば、ポールポジションに手が届いていたはずだとフェルスタッペンは語った。
モナコでは週末を通じてフェラーリ勢が速さを見せており、Q3最初のアタックではシャルル・ルクレールがフェルスタッペンに0.230秒差をつけて暫定ポールポジションとなっていた。
2番手のままセッション終盤を迎えたフェルスタッペンは、ラストアタックでセクター1の全体ベストタイムを更新。タイムアップは確実かと思われた。
しかし、フェルスタッペンよりも先にアタックに入っていたルクレールが、プールサイドシケイン出口でクラッシュ。これにより赤旗が掲示され、予選は終了となってしまった。
フェルスタッペンは無線で「いい加減にしてくれよ!」と、放送禁止用語を使って怒りを爆発させた。
予選後フェルスタッペンは、最後のアタックで間違いなくポールポジションを狙えたはずだと語った。
「トンネルに入る前の時点で、0.150秒タイムアップしていた。前のアタックでターン10~11(ヌーベルシケイン)でミスをして、0.1秒以上失ったことは分かっていた」
「だから特に2度目のアタックの時には、ポールポジションを狙えると思っていた。タイヤのグリップが格段に向上していたので、最終セクターでもタイムアップできたはずだ」
「でも、それはたらればの話で、僕はそんなことは気にしていない。赤旗が出たことが事実だ。それが現実なんだ」
フェルスタッペンは初日フリー走行の後、レッドブルのポテンシャルに不満を感じていたものの、予選に向けて事態が好転したことに満足している。
「バランスに苦労した木曜日からのリカバリーがとても良かった」
「今日はとても競争力があった。ここではとても差が小さいし、当然だけどフリー走行から予選まで積み上げていく必要がある。Q1~Q3まで、とても快適に感じた」
「ポールポジションを狙えることは分かっていた。もちろん、シャルルの走りが素晴らしかったので、彼との争いになると思っていた。2番手を獲得できたのはとても満足できる結果だよ」
ポイントリーダーのルイス・ハミルトン(メルセデス)を14ポイント差で追っているフェルスタッペンにとって、ハミルトンが予選7番手に沈んだモナコGPは、差を縮める絶好のチャンスだと言える。
「多くのポイントを獲得することは常に重要だけど、もちろんメインのライバルたちよりもできるだけ前に出る必要がある」とフェルスタッペンは語った。
「だから今日は良かったけど、もちろん決勝でそれを結果に繋げないといけない」
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