フェルスタッペンのリタイアは燃料システムが原因。しかし開幕戦で起きた問題とは完全に別?
レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は、F1オーストラリアGPの決勝でマックス・フェルスタッペンのマシンに燃料システムの問題が起きたを明かした。これは、バーレーンでのトラブルとは全く異なるモノだという。
写真:: motosport.com
レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、F1オーストラリアGPの決勝レースを、マシントラブルによりリタイアすることになった。チーム代表のクリスチャン・ホーナーによれば、これは燃料システムのトラブルで、開幕戦バーレーンGPでチームを襲った問題とは、全く別のモノであるという。
フェルスタッペンはオーストラリアGPの決勝で、フェラーリのシャルル・ルクレールを追って終始2番手を走っていた。しかし39周目、メインストレートで突如パワーを失ったフェルスタッペンは、ターン2を越えた先のコース脇にマシンを止め、リタイアすることになった。カウルの中は炎に包まれ、コースマーシャルは消火に当たった。
フェルスタッペンはこれで、開幕戦バーレーンGPに続き今季2度目のリタイア。ランキング首位のルクレールから46ポイントの差をつけられ、タイトルを狙う上で大きな痛手を背負うことになった。レース後フェルスタッペンは、トラブルが続く現状は受け入れられないと、現在の心境を吐露した。
チームのホーナー代表はデブリーフィング終了後に取材に応じ、燃料システムの問題が、フェルスタッペンのリタイア原因だったと明かした。
「明らかに、マックスのマシンがフィニッシュできなかったことは、非常に苛立たしいことだ」
そうホーナー代表は語った。
「問題の原因は、タンクの外にある燃料システムにあったようだ」
「間違いなくそれが検証される。パーツは日本に送り返されることになるだろう。できるだけ早く、問題を理解しようとしているんだ」
ホーナー代表曰く、フェルスタッペンとチームメイトのセルジオ・ペレスが揃ってリタイアしたバーレーンGPの時とは、全く異なる問題が発生したと明かした。また同じレッドブル・パワートレインズのパワーユニットを使うアルファタウリも、開幕2戦で多くの問題に悩まされているが、それとも関連性はないと、ホーナー代表は主張する。
「我々はそれらの問題を理解し、できるだけ早く対処する必要がある」
そうホーナー代表は言う。
「最初の2レースで、マックスとしては36ポイントを、チームとしては50ポイントを失うことになった。それを考えれば、コンストラクターズチャンピオンシップも、ドライバーズチャンピオンシップも、本来のモノとは大きく異なっていると思う」
ホーナー代表は、チャンピオンシップについて考えるのは時期尚早だとしながらも、次のように語った。
「まだ、チャンピオンシップの10%を消化したに過ぎない。だから、まだまだできることがたくさんあると思う」
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