F1 サウジアラビアGP

友の不憫さに憤るフェルスタッペン、NetflixのF1ドキュメンタリーでノリスが「クズみたいに編集されている」

マックス・フェルスタッペン(レッドブル)はNetflixのF1ドキュメンタリーシリーズ『Drive to Survive(邦題:栄光のグランプリ)』の正確性を再び非難。ライバルであり友人でもあるランド・ノリス(マクラーレン)が「ちょっとクズみたい」に映っていると指摘した。

Pole man Max Verstappen, Red Bull Racing, Lando Norris, McLaren, talk in Parc Ferme after Qualifying

 NetflixのF1ドキュメンタリーシリーズ『Drive to Survive(邦題:栄光のグランプリ)』のシーズン4が先日公開されたが、このシリーズへの撮影協力を拒否しているマックス・フェルスタッペン(レッドブル)は、シリーズ内でのランド・ノリス(マクラーレン)の描かれ方に不満を持っている。

 シーズン4がF1 2022年開幕戦バーレーンGPを前に公開されたこと、そして以前からこのシリーズでの表現が物議を醸していることから、F1ドライバーたちはフィードバックを求められた。ドライバーの中には、昨年このシリーズは「実在しないライバル関係を捏造した」と語ったフェルスタッペンの意見に同調する者もいる。

 もっぱらNetflixは、シーズン3で当時カルロス・サインツJr.(現フェラーリ)と、シーズン4ではダニエル・リカルド(マクラーレン)とノリスとの関係性を描くシーンで批判を浴びている。

 ドライバーが少なからず不満を持っていることから、開幕戦バーレーンGPではF1のステファノ・ドメニカリCEOは、ストーリーが事実から乖離しないことが必要で、そうでなければ事実と相反するとして「Netflixと話をする必要がある」と語った。

 第2戦サウジアラビアGPのフリー走行1回目に先立って行なわれたプレスカンファレンスに出席したフェルスタッペンは、リアリティ番組『Keeping up with the Kardashians(カーダシアン家のお騒がせセレブライフ)』を引き合いに出し、F1のドキュメンタリーシリーズを『Keeping up with Formula 1 World(F1世界のお騒がせライフ)』と呼び、問題点を指摘した。

 またその上で、ドメニカリとドキュメンタリーシリーズについて意見を交わすことについては「いつでも喜んで話す」として「反対はしない」と語った。

「最後の方のエピソードを見たけど、突然自分が登場して話しているのを見て驚いたよ」とフェルスタッペンは言う。

「多分2018年とかに撮られたモノで、彼らはそれを見つけて再利用したんだ。戦うこととか、僕の好きなこととかね」

「でも、もちろんそれは正しくない。自分の声が少し違ったのが分かった」

「それに、僕がなにか言っている時に、彼らが持っているビーム(ブームマイク)が色々と拾っていることにも気がついた」

「その点、発言にはもう少し気をつけないとね」

「僕には向いてないことなんだ。いつもどおり彼らは、シーズンを通してシーンを選んで、ある意味捏造しようとしていた」

 そして、フェルスタッペンはこう続けた。

「僕が気に入らなかったのは、僕のことじゃない。ランドとダニエルのことなんだ。ふたりとも良いヤツだと思うんだ」

「まず、彼らは本当にいい人たちだよ。ランドがクズっぽく映っていたけど、全然そんなことはない」

「それに、僕はランドを知っているし、多くの人がランドを面白くていいヤツだと分かっていると思う」

「あのエピソードを見ていると、『こいつは誰だ? 一体どうなっているんだ』と思うだろうね」

「F1をあまり知らない人で、レーシングカーやF1マシン全般を見たことがなかったら、彼のことを嫌いになってしまう。なぜそんなことをするんだ?」

「彼はとっても良いヤツなのに、すぐに誤った人物像を思い浮かべてしまうんだ。まさに(シリーズが)の最初の方に、僕に起きたことだと思う」

「僕は最初がダメなら、放っておく人間なんだ。もうお終い……自業自得だよ。それが僕のスタンスだし、これからも貫いていくつもりだよ」

 フェルスタッペン同様に他のドライバーも、ドキュメンタリーシリーズは「最初は多くのF1人気を集め、利益をもたらした」とする一方で、F1関係者の描写をより正確にする必要があると認めている。

「Drive to Surviveの最初の方は、とても興味深く、かなりドラマチックだったと思う」とハースのミック・シューマッハーは語る。

「それが多くの人々をF1に惹きつける要因でもある。でもシリーズが続くならば、物事の正確さを重要視していく必要があると思う」

 そしてシーズン4で、ノリスがバーレーンGPでリカルドをコース外に押し出したとほのめかすメッセージを他レースから引用したことを引き合いに出し、こう続けた。

「コメントや無線でのメッセージを混ぜたりせず、実際のサーキットの様子を忠実に再現するべきなんだ」

 
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