タイヤトラブルは”チームのせい”じゃない! フェルスタッペン「ピレリは自分たちを見直すべき」と主張
レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、F1第6戦アゼルバイジャンGPで起きたタイヤトラブルについて、ピレリはチーム側を責めずに「自分たちを見直さなければならない」と語った。
Damage on the car of Max Verstappen, Red Bull Racing RB16B
Mark Sutton / Motorsport Images
F1第6戦アゼルバイジャンGPでは、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)とランス・ストロール(アストンマーチン)がメインストレートを走行中に左リヤタイヤがバーストし、激しいクラッシュを喫した。
これについてピレリは、各チームの「規定のスタートパラメーター(最低内圧とタイヤウォーマーの最高温度)が守られていた」にも関わらず、”タイヤの走行コンディションに関連する”問題だったと発表した。
つまり、コースを走行中のタイヤが想定していた内圧を下回っていた可能性をピレリは示唆したわけだ。
フェルスタッペンは、今週末の第7戦フランスGPの記者会見に出席。同席したルイス・ハミルトン(メルセデス)が「ピレリに落ち度があるとは思わない」と述べた一方で、フェルスタッペンはチームの行動を擁護した。
「もちろん、彼ら(ピレリ)はレース中に内圧を計測するツールを持っていないと説明していたが、僕たちはタイヤの内圧を彼らに伝えていた。そしてそれは彼らが設定した限界値の範囲内だった」
「もしその限界値が正しくなければ、僕たちにはどうすることもできない。ルールの範囲内で可能なことをするだけなんだ」
「もし僕たちがタイヤの内圧を上げなければいけないのであれば、それに従うだろう。でも彼らは正しい計測値を持っていなかったと言っているが、僕たちはレース後にそれを彼らに渡し、何も間違っていなかったことを示した。そして、アストンマーチンも何も間違っていなかった」
「だから彼らは僕たちに責任を負わせることはできない。彼らは自分自身を見直さなければならない」
「僕たちはここにいて、あらゆることに喜んで協力する」
「彼らは(アゼルバイジャンGPの)金曜日から土曜日にかけて、すでに最低内圧を上げた。だがそれは十分ではなかったかもしれない。ここ(フランスGP)でも間違いなく内圧が上げられるだろうし、それが十分であることを願っている」
またフェルスタッペンは、アゼルバイジャンGPでのタイヤの不具合に関するピレリの「曖昧な」説明に「個人的には満足していない」と述べた。
「僕としては、出てきたもの(ピレリの説明)はちょっと曖昧だった」
「しかし僕たち側から言えるのは、チームはやるべきことはすべてやったということだ。タイヤの内圧など、すべてのガイドラインに従っていた。だからそこには何の問題もなかった」
「よく分からないけど……確実に今週末は内圧が上げられるだろう。100%そうなると確信している」
「バクーで起きたことと何か関係があるのかもしれないが、それがタイヤの内圧に関係していたかどうかを知ることができたら良いと思う」
「ピレリは説明をするべきだ。何が起きたのか理解しやすくなる。それにチームは何も間違っていなかったので、これまでの説明は十分ではなかったと思う」
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