F1 アゼルバイジャンGP
フェルスタッペン、不運のリタイア「メルセデスに対するリードを広げるべき”楽”なレースだったのに」
レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、アゼルバイジャンGPを快適にリードしていたものの、パンクに起因するクラッシュによりリタイア。メルセデスとの差を広げる絶好のチャンスを逃したと悔やんだ。
田中 健一 Adam Cooper
編集: 2022/02/07 14:10
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アゼルバイジャンGPを、タイヤのパンクに端を発するクラッシュによりリタイア(正式には18位完走扱い)することになったレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン。タイトル争いにおけるライバルであるルイス・ハミルトン(メルセデス)も無得点に終わったが、今回のグランプリで、選手権でのリードを拡大すべきだったと悔やんだ。
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レッドブルとフェルスタッペンは、アゼルバイジャンGPの初日から速さを見せた。予選では赤旗のタイミングに祟られ、3番グリッドを獲得するに留まったが、決勝では好ペースで走り、ピットストップのタイミングで前を行くハミルトンをオーバーカット。これで首位に浮上し、そのままトップでチェッカーを受けると思われた。モナコで自身初のランキング首位に立ったフェルスタッペンには、そのリードを広げるこれ以上ないチャンスが近づいていたのだ。
しかし51周のレースの46周目、フェルスタッペンの左リヤタイヤがメインストレートを走行中に突如パンク。これでコントロールを失ったフェルスタッペンはウォールにクラッシュし、その場でリタイアすることになった。
「レースをコントロールするのは難しくなかった。実ははじめは、後ろに少しペースを合わせていた。セーフティカーが出るまで、まだプッシュさえしていない時でも、1周あたり0.3〜0.4秒僕のペースの方が速かった。だから、本当に快適に走れていたんだ」
フェルスタッペンはそう語り、楽なレースだったはずだと振り返る。
「セーフティカーが解除された後、僕は後方との差を広げ、その差は再び4秒程度になった。とても快適だったよ。その時点ですべきことは、リスクを冒さず、しっかりと走り切ることだった」
しかし前述の通り突如パンクに見舞われ、チェッカー目前で優勝を逃すことになった。
「そのことは、僕をさらにがっかりさせた。今回は、簡単に25ポイントを獲得できるはずのレースだった。そんなことが頻繁に起きるとは思わない。普通のコースに行けば、メルセデスが勢いを取り戻し、本当に厳しい戦いになるだろうからね」
フェルスタッペンにとって救いとなったのは、ハミルトンも無得点に終わったということだ。ハミルトンはフェルスタッペンのクラッシュによって赤旗中断になった後、再スタート時にターン1をオーバーラン。これで隊列の最後尾まで落ち、そのまま入賞圏内に戻れずレースを終えたのだ。
しかしハミルトンが無得点に終わったとしても、フェルスタッペンはさらにポイント差を広げるためのレースだったと語る。
「良い気分じゃないね。まだ動揺しているし、失望している。チャンピオンシップでの差を、もっと広げるべきレースだったからね」
「僕にとっては不運だった。もちろん、ルイスが無得点に終わったのは、少し運がよかった。でももちろん、この結果は僕が望んでいたようなモノじゃない。ここで楽に勝てればよかった……今の僕らのマシンは、メルセデスに比べて市街地コースでは少し優位に立っているように見えたからね。だからこそ、彼らをもっと打ちのめしたかったんだ」
「普通のコースに戻った時、彼らは非常に厳しい相手で、打ち勝つのが非常に難しいのは分かっている」
レッドブルは、現時点ではマシンのパフォーマンスで優位に立っているように見える。しかも特にアゼルバイジャンでは、先にハミルトンがピットストップすると見るや、フェルスタッペンとチームメイトのセルジオ・ペレスが一気にペースアップ……揃ってオーバーカットに成功するなど、戦略面でも秀でているようだ。
「他のチームは、僕らがもっとミスを犯すだろうと言っていたみたいだ。でも僕は、それは間違っていると思う」
そうフェルスタッペンは語る。
「もちろん、完璧な人はいない。誰でも間違いはある。でもここまでは、この非常に接戦となっているチャンピオンシップの中で、ミスの数を本当に少なく抑えてきたと思う。僕はチームをとても信頼している。ピットレーンに入る度に、99.9%の割合で素晴らしい作業をしてくれると分かっているんだ」
「でも、今後も攻め続ける必要がある。マシンにも、新しいモノを投入していかなければいけない。セットアップの方向性や、その他のことについては、時々うまくいかないこともある。それは、毎週末学ぶことだ。調整を続け、学ぶことも続けて行けば、非常に強力なシーズンを過ごすことができると確信している」
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