「ナンバーワンはひとりで十分」フェルスタッペン、フェラーリ加入を否定
レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、シャルル・ルクレールの僚友としてフェラーリF1のマシンを走らせることは無いだろうと話した。
写真:: Zak Mauger / Motorsport Images
2020年末で、レッドブルとの契約期間が終了するマックス・フェルスタッペン。F1を牽引するドライバーのひとりと目されている彼は、2021年以降もレッドブルに留まるのか、それともフェラーリやメルセデスへ移籍するのか、2020年シーズンが始まる前にもかかわらず、既に注目が集まっている。
移籍候補先のひとつと目されるフェラーリは、シャルル・ルクレールが2022年まで契約下にあり、既に2024年までの契約延長について話し合いを進めているという。そのため、フェルスタッペンがフェラーリへ加入した場合は、長年のライバルであるルクレールのチームメイトとなるはずだ。
しかし、フェルスタッペンがオランダのTV局に対して語ったところによると、フェラーリ加入は考えていないという。
「とにかく、そういったこと(フェラーリが自身を獲得しようとすること)は起こらないだろうと思っている」
そうフェルスタッペンは語った。
「ナンバーワンドライバーになる可能性のあるヤツふたりを、隣り合わせにするべきじゃないと思うよ」
こうしたフェルスタッペンの見解は、彼がメルセデスで“ルイス・ハミルトンのチームメイトになるつもりはない”、ということも示唆しているようにも聞こえる。
しかしながら、そうした点は最終的にはチームのマネージメント次第とも彼は考えている。なにより、ハミルトンとフェルスタッペンを組ませて生じる摩擦や不和よりも、このふたりを組ませる“魅力”が上回ると考えれば、メルセデスは獲得の決定を下せるだろう。
「今のところ、そういったことについてはあまり考えていない」
メルセデス入りの可能性について訊かれたフェルスタッペンは、そう語った。
「結局はチームがどう考えているかなんだ。僕はそれ(移籍)について意見を持つことができるし、彼だってそうだ。でも結局は彼ら(チーム)がどうするかを決める。だから様子を見ていこう」
フェルスタッペンはハミルトンの業績を高く評価しているが、メルセデスのマシンを手にできたなら、グリッド上のドライバーの60%はチャンピオンを獲れるだろう、とも話した。
「なぜなら、それ(タイトルを獲れるか)は純粋にクルマ次第だからね。メルセデスのマシンに乗ることができたなら、ドライバー(20人中)の6割はチャンピオンを獲れるだろう」
「もし僕がメルセデスのマシンに乗っていたら、そういったことも起きていただろうと自信を持って言うことができるよ」
「確かに彼は間違いなく優秀で、F1の歴史の中でも最高のドライバーのひとりだ。だけど僕が指摘したいのは、さっきも言ったようにクルマが支配的な部分を占めているということで、他の6割のドライバーも(メルセデスに乗っていれば)それを勝ち取れるはず、ということなんだ」
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