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【ギャラリー】互いの思いが交錯する瞬間……F1における同士討ちの歴史を振り返る

F1ブラジルGPではフェラーリの2台が同士討ちを演じ、両者リタイアに終わった。今回はF1の歴史においてチームメイト同士での接触が起こったレースを5つピックアップして紹介する。

Alain Prost, McLaren, Ayrton Senna, McLaren

2019年のF1ブラジルGPでは、レース終盤にフェラーリのセバスチャン・ベッテルとシャルル・ルクレールが互いに譲らず接触。ノーポイントに終わるというチームにとっては悲劇的な結末となった。チームメイト同士がアクシデントを起こすケースは過去にもいくつかあり、様々な人間ドラマが繰り広げられた。今回はその中から特筆すべきものをピックアップした。

2010年トルコGP:レッドブル(セバスチャン・ベッテル/マーク・ウェーバー)
チームメイトとして戦った5年間の中で、数々の軋轢を生んだこのふたり。その最初のきっかけとも言うべきなのが、このアクシデントだ。トップを走るウェーバーにベッテルが仕掛けたが、互いに譲らず接触。レッドブル1-2のチャンスだったが、逆にライバルであるマクラーレンに1-2を奪われてしまった。
2016年スペインGP:メルセデス(ルイス・ハミルトン/ニコ・ロズベルグ)
2014年からの6シーズンで5度のチャンピオンに輝いているハミルトン。そんな彼が唯一タイトルを逃したのが、ロズベルグに敗れた2016年だ。この年ふたりはこれまで以上に激しい争いを展開しており、オーストリアGPでもファイナルラップに同士討ちを演じている。ロズベルグはこの“死闘”に疲れ果てたのか、シーズン終了後に電撃引退した。なお、このスペインGPを制したのが、レッドブル昇格初レースだったマックス・フェルスタッペンだ。
2018年アゼルバイジャンGP:レッドブル(ダニエル・リカルド/マックス・フェルスタッペン)
昨年のレッドブルによる同士討ちは記憶に新しい。ふたりはレース終盤の40周目、ホームストレート上でリカルドがフェルスタッペンに追突する形で接触。この時のチームの対応に不満を感じたことが、リカルドのルノー移籍の遠因になったと考えられている。
1989年日本GP:マクラーレン(アイルトン・セナ/アラン・プロスト)
F1の歴史の中であまりにも有名な同士討ち。逆転チャンプを目指すセナはシケインで首位プロストのインに飛び込んだ。しかし、プロストはドアを開けることはなかった。セナはコースに復帰してトップチェッカーを受けたが、シケイン不通過で失格に。その後はこのインシデントがセナのライセンス剥奪騒動に発展するなど、政治的な闘争に変わっていったことは言うまでもない。また、1年後の鈴鹿で再び事件が起こることも周知の通りである。
1993年イタリアGP:ミナルディ(クリスチャン・フィッティパルディ/ピエルルイジ・マルティニ)
この接触はドライバー間の軋轢も政治的な闘争も引き起こしておらず、これまでの4例とは明らかに状況が違う。そのため、“番外編”とでも言うべきかもしれない。チェッカー直前、前方を走るマルティニのスリップストリームについたフィッティパルディだったが、勢い余って追突。宙を舞ったフィッティパルディのマシンは空中で一回転し、そのまま綺麗に着地(?)して8位でフィニッシュラインを通過した。F1の歴史に残る“アクロバット”だ。
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