フェルスタッペン「ハミルトンに寄せられ、行くところがなかった」とF1イタリアGP”相討ち”を見解

レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、イタリアGPの1コーナーで自分を縁石に追いやり、クラッシュの引き金を引いたとして、メルセデスのルイス・ハミルトンを非難した。

フェルスタッペン「ハミルトンに寄せられ、行くところがなかった」とF1イタリアGP”相討ち”を見解

 F1イタリアGPの26周目、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンとメルセデスのルイス・ハミルトンが第1シケインで接触。2台は絡み合うようにグラベルに飛び出し、フェルスタッペンのマシンがハミルトンのマシンに乗り上げるような形でストップ……両者揃ってリタイアすることになった。

 フェルスタッペンはこの事故について、ハミルトンに寄せられたことで行き場がなかったと語った。

 タイヤを交換しピットアウトしたばかりのハミルトンはイン側のライン、コース上を走ってきたフェルスタッペンはアウト側のラインを通って、第1シケインの最初のコーナーを右にターンインした。しかし直後のターン2では、フェルスタッペンが逆にイン側に。ハミルトンはマシンをインに寄せ、ディフェンスしようとしたが、フェルスタッペンも譲らずにイン側のスペースをこじ開けようとした。

 しかしフェルスタッペンは、シケインの縁石に弾かれるような形となり、ハミルトンのマシンに接触。これでフェルスタッペンのマシンが跳ね上げられるような格好となってしまい、マシンのリヤがハミルトンのマシンに乗り上げるような格好となった。2台はそのままの形でグラベルに飛び出し、ストップ。タイトルを争うふたりが、揃って姿を消すことになったわけだ。

 フェルスタッペンは2台が並んで走るだけのスペースは十分にあったと説明。ただ、ソーセージ型の盛り上がった縁石に押し込まれたことで、接触は避けられなくなったと語った。

「ターン1で接近することは分かっていた」

 フェルスタッぺンはスカイのインタビューでそう語った。

「ハミルトンは、ピットレーン出口の白線が終わった後、コースを横切ってきた。僕は接触しないように、コースの端に寄せなければいけなかった」

「僕はアウト側を回った。そしてもちろん、彼は僕が次のコーナーでイン側になることを狙っていることが気付いた。そして彼は、僕にただ寄せてきたんだ」

「彼が僕に車幅分だけスペースを残していたとしても、僕らはターン2で接触しただろう。でもおそらく、彼が前にいたはずだ」

「でも彼は、僕をどんどんイン側に追いやっていった。そしてある時点で、僕には行くところがなかった」

「彼は僕を、ソーセージ縁石の切れ間に押し込んだ。そして結局は、リヤタイヤが接触してしまった」

 フェルスタッペンは、今回起きたこととイギリスGPで起きたこと(イギリスGPでは1周目に両者が接触。フェルスタッペンは高速でタイヤバリヤに叩きつけられてリタイア。ハミルトンは生き残り、優勝を手にしている)の間に、類似性はないと感じているという。

「僕は彼と共に戦いたかった。レースがしたかったね」

 そうフェルスタッペンは付け加えた。

「もちろん、こういうことが起きると、人々は自然とシルバーストンでのことについて話し始める」

「もちろん、当時は良くないと思っていた。でも僕らは皆、そういうことを乗り越えてレースを続けていくのに十分なプロだと思う」

 フェルスタッペンは、ふたりがフェアなレースをするためには、共に力を尽くさなければいけないと語る。

「一緒に働くには、ふたりが揃うことが必要だよね?」

 そうフェルスタッペンは語った。

「でも一方の人がそうする気がなければ、どうする? そうなれば、また同じようなことが起きるかもしれない」

 今回の件について、ハミルトンと個人的に話し合うつもりかと尋ねられたフェルスタッペンは、改めて次のように語った。

「僕らは今回のことを乗り越えられる”プロ”だと思うよ」

 ただ今回の接触についてはレース後に審議が行なわれた結果、フェルスタッペンに非があったとして次戦3グリッド降格ペナルティが科されることが決まった。

 

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