絶好調だったのに……フェルスタッペン、土壇場でポールポジション逃し「動揺した」
レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、F1トルコGPの予選でポールポジションを逃したことに動揺を感じていると語った。
写真:: Andy Hone / Motorsport Images
レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、F1第14戦トルコGPの週末を通して好調だったにも関わらず、土壇場でポールポジションを逃したことに動揺していると語った。
フェルスタッペンは、ドライコンディションで行なわれたFP1~FP2、およびウエットコンディションで行なわれたFP3でトップタイムをマーク。さらにウエットの予選ではQ1、Q2ともに2番手となったチームメイトのアレクサンダー・アルボンを約1.9秒上回るなど、圧倒的な速さを見せていた。
ウエットタイヤで走り出した予選Q3でも、フェルスタッペンは同じタイヤを履くライバルたちよりも頭ひとつ抜き出た速さを見せた。しかし、セルジオ・ペレス(レーシングポイント)がインターミディエイトタイヤでそのタイムを上回ったのを見て、フェルスタッペンもピットに戻り、インターミディエイトに履き替えた。
ラップタイムこそ上がったものの、フェルスタッペンはインターミディエイトを履いた際のグリップとバランスをつかめず、それまでの勢いを失ってしまった。その結果、フェルスタッペンはランス・ストロール(レーシングポイント)に0.290秒届かず、2番手で予選を終えた。
「週末の間ずっとトップだったし、とても快適に見えたのにQ3で負けてしまったんだから、動揺している」
フェルスタッペンはそう予選後の記者会見で語った。
「最終的に、メルセデス勢がどこにいるかなんて気にしていなかった。ただ自分たちのパフォーマンスに集中していたんだ」
「そして、Q3では良くなかった。だから動揺しているんだ」
「他の人のパフォーマンスを見て、自分のパフォーマンスを判断することはできない。自分自身のことを見なくてはいけない。明らかにQ3では良くなかったんだ」
今季これまでポールポジションを獲得できていないフェルスタッペンにとって、今回の予選結果はシーズンベストということになる。しかし「このポジションで動揺したのは初めてだ」とフェルスタッペンはこぼした。
「それがすべてを物語っていると思う。ウェットタイヤではうまくいっていたんだけど、Q1でインターを履いた時にはすでに、タイヤは全く機能していなかった。他にインターを履いていた人たちと比べてもね」
「エクストリーム(ウエット)タイヤでは本当に快適に感じていたから、Q3でインターを履いた時は本当に自信がなかったんだ」
「一旦ピットに戻って出ていった後、それまでのラップと比べてグリップがなかった。2番手になって本当にがっかりだ」
「グリップがなかった。フロントタイヤのグリップが全然なかったんだ。特に水が浮いているところは、かなり苦戦していた。高速コーナーは大丈夫だったけど、フロントタイヤがグリップしていなかったんだ」
フェルスタッペンは、インターミディエイトタイヤに履き替えた後、ウエットタイヤで走り続けていたキミ・ライコネン(アルファロメオ)の後ろに詰まってしまったように見えた。
しかし、フェルスタッペンは「少しは影響があったかもしれないけど、それを責めるつもりはない」と語った。
「僕たちに関しては、タイヤがただ機能していなかったんだ。その理由を調べる必要がある」
Be part of Motorsport community
Join the conversationShare Or Save This Story
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。
Top Comments