F1 オランダGP

母国GPのフェルスタッペンにグリッド降格の危機。フリー走行での赤旗時追い越しの疑いでスチュワードに召還

マックス・フェルスタッペンは、オランダGP初日で赤旗中に追い越しをした疑いがあるとして、スチュワードに召喚された。

Jonathan Noble

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編集: 2021/09/04 11:17

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Max Verstappen, Red Bull Racing RB16B

 レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、F1オランダGPの2日目走行開始を前にしてレーススチュワードに召還された。

 問題とされたのは、初日に行なわれたフリー走行2回目での一幕。フェルスタッペンはセッション序盤、タイムを出すためにアタックを行なっていたが、時を同じくしてルイス・ハミルトン(メルセデス)がマシントラブルによってストップし、赤旗が掲示された。その後フェルスタッペンは、自らがスローダウンする直前にスロー走行中のランス・ストロール(アストンマーチン)を追い抜く姿がオンボード映像で映し出されていた。

 レッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーは、金曜の走行を終えた後Skyの取材に応える際にその映像を見せられた。しかし、高速で走行していたフェルスタッペンが出来る限り早く減速しようとしているのが確認できると主張した。

 スチュワードから何か聞かされているかと尋ねられると、ホーナーは次のように答えた。

「いいや、何も聞いていない。これ(映像)も今初めて見たよ」

「マックスは、赤旗が出たと聞くとすぐに速度を落とした。相手のマシン(ストロール)は単にスローラップ中だったとしか思えない」

「要するに、私はデータを見ていたのだが、彼は赤旗が出たというメッセージを受け取った瞬間、すぐに速度を落としたんだ」

 フェルスタッペン本人も、自身のマシンがスピードに乗っていたため、ストロールに対する追い越しを回避する余裕はなかったと主張する可能性があるが、F1のレギュレーションでは赤旗時のルールについて明確に定められている。

 F1スポーティングレギュレーションの第50.2条には、セッションが中断された際にドライバーに求められる対応について「中断のシグナルが出されたら、追い越しは禁止され、ピット出口は閉鎖され、そして全車はピットレーンまでゆっくりと進む」と記されている。

 FIAは赤旗に関するルールの取り締まりに厳しく、過去にはアゼルバイジャンGPで赤旗掲示後にピットレーンを通り過ぎてしまったランド・ノリス(マクラーレン)に3グリッド降格ペナルティが与えられている。この時のノリスも、赤旗が掲示されてからピットインするかどうかの判断を一瞬で行なわなければならなかったが、情状酌量の余地は与えられなかった。

 もしフェルスタッペンに赤旗掲示後の追い越しが認められた場合、最も可能性の高いペナルティはグリッド降格だろう。ザントフールトはオーバーテイクが難しいサーキットと考えられているため、グリッド降格ペナルティを受けてしまえば、タイトルを争うフェルスタッペンにとっては大きな痛手となるだろう。

 

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