登録

Sign up for free

  • Get quick access to your favorite articles

  • Manage alerts on breaking news and favorite drivers

  • Make your voice heard with article commenting.

Motorsport prime

Discover premium content
登録

エディション

日本

ベッテル、F1引退説を否定せず……その判断はアストンマーチンの“進歩”次第と示唆「旅の終わりはいつか来るもの」

アストンマーチンのセバスチャン・ベッテルは、今シーズンのチームの進歩次第で来年以降F1に留まるかを決めるとして、巷で噂されているF1引退説を否定しなかった。

Sebastian Vettel, Aston Martin

Sebastian Vettel, Aston Martin

Zak Mauger / Motorsport Images

 アストンマーチンのセバスチャン・ベッテルは、来年以降F1に留まるかどうかは、今シーズンのチームの進歩次第だと示唆した。

 2020年にフェラーリを離れ、今シーズンでアストンマーチン2年目を迎えるベッテル。昨シーズン序盤は表彰台に登ることもあるなどの活躍を見せていたが、今シーズンはベッテルとチーム双方にとって厳しいスタートとなっている。

 ベッテルは開幕直前に新型コロナウイルスに感染しバーレーンGPとサウジアラビアGPを欠場。復帰戦となるオーストラリアGPでは、トラブル1回、クラッシュ2回と悪夢のような週末を過ごした。

 アストンマーチンとしてもライバル勢に比べてペースに欠け、今季はここまで無得点。コンストラクターズランキングでも最下位に沈んでいる。そしてチームのパフォーマンス不足から、ベッテルは今年限りでF1を引退するのではないかという噂が巷を騒がせている。

 第4戦エミリア・ロマーニャGPに先駆けて行なわれた公式記者会見に出席したベッテルは、自身の将来について語り、次のステップを決断する瞬間がまもなく訪れることは「間違いない」と認め、引退説を否定しなかった。ただ、「ドライバーに対して質問するという意味で、絶対に反対側(インタビュアー側)に座ることはない」とも明らかにしている。

 長期的なF1キャリアの展望を尋ねられたベッテルは、次のように答えた。

「分からないね。秘密はないよ。今年どうなるかによるだろうし、そこから考えることになる」

「時間が経てば分かることだ。今のところ、僕らは目の前にある“山”に集中していると思う。1日では登りきれないだろうし、1ヵ月でもできないモノだ」

「でも登る道は選ぶ事はできるし、これからの3年、4年を決めることになる。だからこそ、集中することが本当に重要だと思うし、全てに注力しなくてはならない」

「そしていつか、僕ら全員には旅の終わり、別の旅路が始まる日が来るんだ……それが何であろうとね」

Sebastian Vettel, Aston Martin AMR22

Sebastian Vettel, Aston Martin AMR22

Photo by: Mark Sutton / Motorsport Images

 またベッテルは、アストンマーチンは厳しいスタートを切ったものの、これによって「今シーズンが全てご破産になる」と考えるのは「絶対に間違っている」と語り、チームの「意志は強く、巻き返しに意欲的だ」と付け加えた。

「今のところ、僕らは強くないしそこに秘密はない。でも多くの作業が行なわれている」

 motorsport.comの取材に対し、ベッテルがF1に留まり続けるには勝利とタイトル争いに加わることが必要になると示唆した。

 そして、再起に向けた今後のマシン開発や新ファクトリーなどF1チームへの投資などの要因も、彼の判断に影響を与える可能性があるという。

「正直に言って、僕は15年間ほど素晴らしい時間を過ごしてきた」と彼は続ける。

「振り返ると、僕はチャンピオンシップや多くのレースで勝ち、ポールポジションや表彰台を目指すポジションにいたんだ」

「そして見て分かる通り、勝利の美酒は最高だった。そのポジションにいなければ、それは味わえなかったというのは疑いの余地はない。違う種類のモチベーションを見つける必要になるんだ」

「でも結局のところ、僕はまたあれを味わうことを望んでいる……それがスポーツの本質だ」

「ここの部屋にいる何人か(会見に出席した周冠宇、ピエール・ガスリー、ケビン・マグヌッセン、アレクサンダー・アルボン)とはちょっと立場が違うね。彼らはキャリアが浅いし、自分の力を発揮できるチームやマシンをまだ手にしていないからね」

「だから明らかに、立場は違うが、それが大きな決め手のひとつになる」

「でもチームは成長しているし、色々なことが絡んでくる。とても期待できそうだ。答えは『時間が解決してくれる』だ」

「将来的にどれほど期待できるか、どれほどの期間で実現できるかを見る上で、それが重要なポイントになる。僕はそれほど老いていないからね……身体的にはまだ何年もやれるはずだし、全く問題ないよ」

「最終的なゴールは、表彰台や優勝を争うことだ。今のところ、僕らはかなり遠いところにいるけどね」

「多くの作業が必要になる。小さな一歩を踏み出して、将来への道を決めることはとてもエキサイティングなことだ」

 
Read Also:

Be part of Motorsport community

Join the conversation
前の記事 たった3レース、されど鈴鹿サーキットに魅せられた男アラン・マクニッシュ「鈴鹿は常にチャレンジングであり続ける」
次の記事 ハミルトン、チェルシーFC買収への参加は“地域社会への貢献”が目的。アーセナルファン表明は「異母姉妹に殴られたから」

Top Comments

コメントはまだありません。 最初のコメントを投稿しませんか?

Sign up for free

  • Get quick access to your favorite articles

  • Manage alerts on breaking news and favorite drivers

  • Make your voice heard with article commenting.

Motorsport prime

Discover premium content
登録

エディション

日本