WADAがタイに対する制裁を解除へ……F1復帰のアルボン、”堂々”と母国旗を使えるようになる?
世界反ドーピング機関(WADA)は、タイを制裁措置の対象外とすることを検討しており、ウイリアムズからF1復帰するアレクサンダー・アルボンは今シーズン、タイの国旗を使ってレースに参加できる可能性が高まっている。
ウイリアムズのアレクサンダー・アルボンは、WADA(世界反ドーピング機関)がタイに対して制裁措置を科していることから、レースに参戦するにあたって同国の国旗を使えない可能性があったが、WADAのタイに対する制裁が解除される方向にあるため、公式にタイ人ドライバーとしてF1を戦うことができそうだ。
昨年10月、WADAは北朝鮮、インドネシア、タイの3ヵ国について、反ドーピングに関する国際基準を満たしていないと認定。世界選手権等の大会を開催する権利が剥奪された他、他国で開催される大会に参加する際には、これらの国の選手は国旗を掲げることを禁止されることとなった。
今季ウイリアムズからF1復帰を果たすアレクサンダー・アルボンは、イギリスとタイ両方の国籍を持っており、F1ではこれまでタイ人としてレースをしてきたが、レースで表彰台を獲得しても、国旗が掲げられることはない立場にあったわけだ。
しかしタイの国内反ドーピング機関は、WADAの基準を満たしたことで制裁解除に向けて進んでおり、まもなく公式に確認される予定であると言われている。これが実現すれば、アルボンは一切制裁の対象となることはなく、F1を戦うことができそうだ。なお2月4日から中国の北京で行なわれる冬季オリンピックでも、タイの選手は自国の国旗を掲げることができることになりそうだという。
なおタイに対する制裁は、ロシアに対して行なわれているモノとは別である。ロシアは組織的なドーピングがあったとして、2022年の12月まで、ロシアの選手として大規模な大会やオリンピックなどに出場することが禁止されてきた。そのため、ロシアの選手は、ROC(ロシア・オリンピック委員会)の個人資格で、オリンピック等に出場してきた。
昨年F1にデビューしたニキータ・マゼピン(ハース)もこの影響を受け、ロシアの選手ではなくロシア自動車連盟の選手としてグランプリに参戦しなければならなかった。
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