F1

ザウバー代表ウィートリー、レッドブル時代に培った”メンタリティ”を新生アウディF1に浸透させる「チームには、人数以上の価値がある」

レッドブルのスポーティングディレクターを辞め、ザウバーのチーム代表に就任したジョナサン・ウィートリーは、チームを成功に導くために必要なことを、十分に認識しているようだ。

Mark Mann-Bryans

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公開日時: 2025/05/01 23:09

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Jonathan Wheatley, Team Principal of Stake F1 Team Kick Sauber

Jonathan Wheatley, Team Principal of Stake F1 Team Kick Sauber

写真:: Sauber

 キック・ザウバーのチーム代表を務めるジョナサン・ウィートリーは、2026年からチームが完全にアウディとなる前に、ビックチームのメンタリティを浸透させることを目指している。

 

 ウィートリー代表は2024年限りでレッドブルを離れ、今季からはザウバーのチーム代表を務めている。レッドブル在籍時、ウィートリーはスポーティングディレクターの役を担い、常勝チームの中でも重要な役割を果たしてきた。

 

 ザウバーは来シーズンから、アウディのワークスチームになることが決まっており、チームの名称もアウディとなる予定である。しかしザウバーは厳しい戦いが続いており、2024年はコンストラクターズランキング最下位。今季も序盤5戦を終えた段階で、ランキング最下位となっている。アウディはそんなチーム状態を変えるために、複数の重要人物を他チームから引き抜いた。そのひとりがウィートリー代表である。

Gabriel Bortoleto, Sauber

Gabriel Bortoleto, Sauber

Photo by: Zak Mauger / Motorsport Images

 そのウィートリー代表は、ザウバーの何を変えるべきなのか、既に熟知しているようだ。

 

「そうだね。一方はスイスに、一方はミルトンキーンズに本拠地があるよ」

 

 F1公式のYouTube番組「Beyond The Grid」に登場したウィートリー代表は、ザウバーとレッドブルの違いを尋ねられた際、そう冗談を言った。

 

「実際、全く違うよ。2006年にルノーF1からレッドブルに移籍した時のことを思い出す。素晴らしいメンタリティがあっても、レーシングチームの規模が大きくなると、どう機能させればいいかという構造を明確にしなければいけない」

 

「大規模なチームと小規模なチームでは、考え方、今後数年間にわたる全体的な戦略の考え方が全く異なるんだ」

 

「我々が今直面している最大の問題は、人員が増えているのにオフィスのスペースが足りないということだ。今は狭いスペースの中に多くの人が詰め込まれ、働いている。でも拡張する計画も進行中だ」

 

「実は私も移動するつもりで、そのための計画も整っている。施設全体の雰囲気や外観は、チームにとって素晴らしいメッセージになると思う。チームは、今まさにそういう状況であり、我々が旅の途中にいることを示すことになるだろう」

 

■適切な人材の確保

 

 ザウバーは新しい人材を確保するために、精力的に動いている。しかし現時点では、ライバルチームよりも従業員の総数はずっと少ない。

 

 ウィートリー代表は、人材を確保する上で量よりも質が重要だと語った。

 

「チームには、所属している人員の数以上の価値があると、私は信じている。チームが正しいメンタリティを持ち、正しいエネルギーと正しい文化を持っていれば、信じられないほどの成果を上げ、期待以上のパフォーマンスを発揮できると、心から信じているんだ」

 

「私はそういうチームで働くのが大好きだ。以前は、まさにそういうことが毎日起きるようなチームで働いてきた。ザウバーでも、あらゆる部門で、毎日そういうことが確実に起きるようにしなければいけない。全員が、ひとつのチームとして力を合わせるんだ」

 

「そういう変化は、6ヵ月とか8ヵ月で起きるようなモノではない。現実的には、何年もかかるモノだと思うよ」

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