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何故NASCARとF1はギャンブルブランドとのスポンサー契約に同意したのか?

何故NASCARとF1はギャンブルブランドとのスポンサー契約に同意したのか?

Lewis Hamilton, Mercedes AMG F1 W10, leads Max Verstappen, Red Bull Racing RB15, Charles Leclerc, Ferrari SF90, Sebastian Vettel, Ferrari SF90, Alexander Albon, Red Bull RB15, Lando Norris, McLaren MCL34 and the rest of the pack at the start

写真:: Mark Sutton / Motorsport Images

 スポンサー契約は近年ではより一層大きなビジネスとなり、各スローガンやロゴがあらゆるメディア、特にテレビなどで日常的に見かけます。これらはブランド認知度を高めることでスポンサー企業に利益をもたらし、スポーツチーム、施設、イベントメーカーに多くの必要な資金、仕事を提供し、世界にエンターテイメントを提供し続けることができるようにします。しかし、企業がアクセスできる広告の種類を制限する規則が常にありました。たとえば、多くの未成年者の目に入り悪影響になる可能性がある為、たばこ業界はスポーツチームやイベントのスポンサーになることが許可されていません。しかし、同じ制限が同じく未成年者に悪影響を与えかねないアルコールやエナジードリンクブランドには課されず、CarlingやCarabaoなどが英国でプロサッカートーナメントのスポンサーになることが許可されました。

 長年広告禁止側に立ってきた業界の一つはギャンブル業界です。しかし近年、オンラインギャンブルサイトの急増により、世界中で最も急速に成長している業界になっています。オンラインギャンブルサイトによりまったく新しい世代のプレーヤーが興味を持ち始め、各スポーツ大会は、ギャンブルブランドとのスポンサー契約がスポーツにもたらす利益のポテンシャルに気づき始めています。そして、英国のプロサッカーは数シーズンにわたってギャンブルのスポンサーシップを受け入れてきましたが、レーシングの世界はそれらに参加したばかりです。

 米国のNASCARやF1レースなどの主要なモータースポーツイベントは、つい最近、ギャンブルブランドとの非常に有益な契約を結びました。両方の機関は、キャッシュフローが弱まり始めている自動車産業内の従来のスポンサーシップから一時的に離れ、この新しい機会を受け入れることに賛成しました。 onrainsagi.comの業界専門家によると、これは国際的なオンラインカジノブランドにとっても、新しいプレーヤーをサイトに引き付ける機会が増えるためかなり有益な契約となっております。

 アメリカのギャンブルに関する法律は、ユーザーがどの州にいるかによって大きく異なり、NASCARがスポーツ賭博会社であるThe Action Networkとの契約に署名した後に大きな問題を引き起こしました。当初、スポーツベッティングが合法である州のレーストラックでのみ広告を掲載できると考えられていましたが、そのレースが他の州で放送される事が問題視されていました。しかしシリーズがそのスタンスを緩和することを決定し、問題は解決されました。

 この新しい契約で既存ファンを遠ざけないために、NASCARは今回の討論を教育的な動きとしてパートナーシップを促進するために多くの時間とお金を費やしました。スポーツ賭博がもっと一般的な趣味になって行くのと同時に、NASCARはスポーツ賭博を安全にそして責任を持って楽しめるようにサポーターを教育することに力を入れ始めています。

 ギャンブル依存症は依然として米国の主要な問題の一つであり、これは前向きな兆候として好意的に見ることができます。アルコールに関しても、より正しい情報がアルコール飲料を安全かつ健康を害することなく楽しめる様にしたのと同じように、ギャンブルに興味のある人がお金を管理する方法を理解するのは、ギャンブルを楽しむ為に必要不可欠という強い議論があります。

 これは英国である程度の成功を収めた実績のあるモデルです。時間とお金の管理方法、およびユーザーが制限を設定できるようにする方法に関する最近の教育により、依存症の問題に苦しんでいると主張するユーザー数が減少しています。英国のオンラインギャンブル産業は、世界で最大かつ最も急速に成長している産業の1つであるため、政府はそれが好意的に受け入れられるようにすることに強い関心を持っています。ギャンブル企業からのスポーツ広告とスポンサーシップは今や当たり前になり、F1は最後に参加した組織の1つとなっています。

 これは主に元オーナーのバーニー・エクレストンの引退によるものです。エクレストンは基本的にF1というスポーツとギャンブル業界が関係性を持つ事に否定的で、各F1チームは必然的に大手スポンサーを見逃すことを余儀なくされたことを意味しました。しかし、エクレストンが辞任したとき、彼の代理であるチェイス・キャリーは禁止を終了することを決定しました。次のシーズン、F1は5年間で1億ドル相当の地域間スポーツグループ(ISG)との新たなパートナーシップを発表しました。この契約により、ISGは世界中の他のスポーツ賭博代理店と個別の契約を結ぶことができ、最終的にはトラックサイドの看板やテレビスポットでロゴを表示できるようになります。 F1はまた、ISGと協力して、プロのサッカーの試合ですでに使用されているのと同様のレース中の賭けシステムを開発して、レースファンが新たな形でスポーツに参加できるようにしたいと考えています。

 そして、これらの契約は、ファンのユーザーエクスペリエンスに重点を置いてきました。 勿論、賭博会社はレース代理店に多額のスポンサー代を払っていますが、ただ単に現金を受け取り、車体全体にロゴを貼り付けるだけでなく、両方の代理店は今回の件は、ファンが安全に楽しめるギャンブル方法を模索するのにいい機会だと明言しました。 友人や家族の間や、オフィス内のグループで、または規制されていないプロバイダーを通して、隠れてちょっとして賭けをすることを認める人は多いでしょう。 そんなイメージを払拭するた為に、スポーツ賭博をファンがスポーツをより楽しむ方法の一つとして使用するのを一般的にする事にNASCARとF1はスポンサーと積極的に関わり、長く生産的な関係を築くことを望んでいます。

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