常に平常心……F1タイトル連覇のフェルスタッペン、その強靭なマインド「チャンピオンを獲っても獲れなくても、僕という”人間”は変わらない」
レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、2022年のF1ドライバーズタイトルを獲得し、2年連続のチャンピオンになったが、そのことが自分を変えるようなことはないと主張する。
写真:: Zak Mauger / Motorsport Images
レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、2022年のF1で15勝を挙げ、圧倒的な強さでドライバーズチャンピオンに輝いた。これでフェルスタッペンは、2021年に続き2年連続でF1王者に輝いたということになる。
フェルスタッペンは2021年のシーズン中、もし同年のチャンピオンを逃したとしても、自分が変わることはないと語っていた。2年連続でタイトルを獲得した今も、その気持ちに変わりはないようだ。
フェルスタッペンは2021年のトルコGPの際、メルセデスのルイス・ハミルトンとのタイトル争いに敗れたとしても、結果に満足することができると主張していた。同年のタイトル争いは、最終戦の最終ラップまでもつれる大接戦だった。それを制した翌年、今度はシーズン最多勝記録を更新する速さを見せ、2年連続のタイトルを手にした。
この強さを発揮してチャンピオンを手にしたことで、考えが変わったかと尋ねられたフェルスタッペンは「僕はそうは思わない」と語った。
「この2年、マシンは大きく変わっている」
そうフェルスタッペンは言う。
「マシンに慣れるまで少し時間がかかった。しかも最初はマシンが重く、マシンバランスも最適なものではなかった」
「でもそれだけだ。僕はその瞬間瞬間を楽しんでいる。去年(2021年)だってそれを楽しんでいたけど、チャンスがあればいつでもタイトルを獲得したいということに対するプレッシャーはなくなった」
「以前にも言ったかもしれないけど、最初のタイトルの後は、ただのボーナスのようなモノだと思っている。正直言って、今もそう見ているよ」
「タイトルを獲ったからといって、僕の人生が変わるわけじゃない。誰が友人かは分かっているし、彼らや僕の家族と共に過ごしているんだ。だから去年と比べて、僕の生き方は何も変わっていないよ」
フェルスタッペンは、タイトル獲得は自分が目指していたモノではないのかと尋ねられると、「勝てないよりも勝った方が気分がいいのは確かだ」とは認めた。しかし、もっと勝つためには運も必要不可欠だと主張する。
「そのためには、良いクルマが必要だ」
「確かに、僕は2度チャンピオンになっている。でも、僕が持っている材料のせいでもうチャンピオンを獲れないということになれば、それはそれでいいんだ」
「もちろん、勝てた方がいい。ただそれには、少しばかり運も必要なんだ」
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