F1 イギリスGP

ハミルトン、イギリスGP決勝で黄旗減速違反も戒告止まり。3位表彰台はキープ……スチュワードは情状酌量の余地ありと判断

ルイス・ハミルトンはF1イギリスGPでイエローフラッグ違反により処分を受けたものの、表彰台は維持することになった。

Filip Cleeren

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公開日時: 2026/07/06 1:28

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Charles Leclerc, Ferrari, Lewis Hamilton, Ferrari, George Russell, Mercedes

 F1イギリスGPで3位に入ったフェラーリのルイス・ハミルトンは、イエローフラッグの違反があったと認められたが、戒告止まりでリザルトに影響はなかった。

 ハミルトンはレース後半にアウディのニコ・ヒュルケンベルグがトラブルによってストップした際、イエローフラッグ区間で十分に減速しなかった疑いでFIAスチュワードの調査を受けていた。

 映像によれば、ハミルトンが当該区間のターン9(旧1コーナーのコプス)に差し掛かった時点では、まだイエローフラッグは提示されておらず、ダッシュボード上の警告表示が出たのも区間の終盤だった。また、その間彼はマックス・フェルスタッペン(レッドブル)とのバトルに気を取られていたことも確認された。

 スチュワードは、7度のワールドチャンピオンであるハミルトンが速度を落とさなかったとした一方で、イエローフラッグに反応する時間がほとんどなかったことを認め、戒告処分とした。

 これによりハミルトンは今季5度目となる表彰台の座を守ることができた。彼はチームメイトのシャルル・ルクレール、メルセデスのジョージ・ラッセルに次ぐ位置でフィニッシュ。トラブルによりノーポイントに終わったポイントリーダーのアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)との差を32点に縮めた。

 ハミルトンはスチュワードに召喚された後、自身がペナルティを受けると予想していた。彼はSky Sportsに対し「おそらくペナルティを受けるだろうから、(表彰台から)落ちるだろうね。イエローフラッグが出ていたみたいだけど見えなかった」と話していた。

 この一件に関するスチュワードの裁定文は以下の通りだ。

「HAM(ハミルトン)は、イエローフラッグや黄色のライトパネルが表示される前に、該当の区間へ進入していた。また、ターン9以前には、そのような表示は一切存在しなかった」

「ターン9通過後に最初に遭遇するライトパネルは、ターン10直前に設置されたものであり、その時点で緑色表示となっていた。ステアリングホイールのディスプレイに黄色の警告が表示されたのは、ドライバーがすでにターン10へ向かうストレート上におり、イエローフラッグ区間の終わり近くに達していた時点だった」

「またドライバーの視界には黄色のライトパネルによる警告は存在せず、ステアリング上の警告もごく短時間しか表示されていなかった証拠があると確認された。したがってスチュワードは、ドライバーがイエローフラッグ表示に反応するために与えられた時間は極めて限られていたと判断した」

「さらにスチュワードは、彼がこの区間へ進入する直前にVER(フェルスタッペン)とオーバーテイクを伴う攻防を行なっており、その直後には反撃を受ける可能性を警戒していたことも認めた。その結果、ターン10へ向かうストレートの大半において、ドライバーの注意は前方のグリーンパネルではなくバックミラーへ向けられていた点についても考慮した」

「スチュワードはこの事情を踏まえ、緑色のライトパネルが見えていたことによって、ドライバーが依然としてイエローフラッグ区間内にいると認識できたはずかどうかについても検討した」

「それでもなお、ステアリングディスプレイに黄色表示が現れ、さらにターン10直前の緑色のライトパネルが確認できた後も、ハミルトンは明確に速度を落としたとは認められず、シングルイエロー下で求められる義務を完全には果たしていなかったと判断する」

「処分を決定するにあたり、スチュワードはハミルトンがイエローフラッグ掲示前に区間へ進入していたこと、イエロー表示がドライバーに届いた時にはすでに区間の終端付近まで来ていたこと、反応するための時間・距離が極めて限られていたこと、直前まで他車と激しいバトルを行なっており、ドライバーの注意がそこに向けられることは十分理解できる事情であったこと、これらの状況を総合的に判断し、戒告が適切な処分であると判断した」

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