今年はミスも許したる。サインツJr.がウイリアムズF1の失態も受け入れる理由「チャンピオン争いをしているわけじゃない」
ウイリアムズのカルロス・サインツJr.はF1エミリア・ロマーニャGP決勝で、再びトップ勢に分け入るスピードを持ちながらも上位フィニッシュを逃した。しかし今年はミスから学ぶシーズンだと考えているという。
Yuki Tsunoda, Red Bull Racing, Carlos Sainz, Williams
写真:: Lars Baron / Motorsport Images via Getty Images
F1エミリア・ロマーニャGP決勝を8位で終えたウイリアムズのカルロス・サインツJr.。チームメイトのアレクサンダー・アルボンが5位入賞を果たしたことからも分かる通り、さらなる上位入賞を逃した。しかし2025年シーズンはウイリアムズが「ミスを犯す」ことも許容しているという。
アルボンが前戦マイアミGPで5位入賞を果たしヨーロッパ3連戦の初戦をイモラで迎えたウイリアムズ。フリー走行1回目からサインツJr.が3番手につけるなど、週末を通してスピードを示し、予選ではサインツ6〜7番手と高順位につけた。
アルボンが第1スティントを引っ張る戦略で5位を掴んだ一方で、サインツJr.はライバルに反応して早めのピットインを選択したことでポジションを下げ8位となった。
サインツJr.個人としては、前戦に続いてトップ勢に分け入るスピードを上位フィニッシュに繋げられず悔しさをあらわにした。しかし同時に、「チームにはいつも、今年はこういうミスを犯し、そこから学ぼうとする年だと言ってきた」という。
それはサインツJr.やウイリアムズの目線の先に、新しいF1レギュレーションが導入され、大きく勢力図が入れ替わる可能性がある2026年シーズンが待っているから。ミスや問題点を洗い出し、新時代に向けた基盤を整えようとしているのだ。
Carlos Sainz, Williams
写真: Peter Fox / Getty Images
「ウイリアムズはチャンピオン争いをしているわけじゃない。でもウイリアムズには、将来レース勝利やタイトルを目指して戦えるポテンシャルがあると信じている」
サインツJr.はそう語った。
「とても若いチームで、とても若いプロジェクトだ。今年はメルセデスやフェラーリといったトップチームと戦えるポジションにいる。マイアミでは彼らより速かったし、今回も速かった。僕の方はマイアミで彼らを打ち負かすことができなくて、今回もそうなった」
「週末を通して僕のほうが彼らよりも速かったから、彼らに勝つ方法を学ぶ必要がある」
「来年はもっと競争力のあるマシンで、より重要なモノを目指して戦えるようになる。それと同時に、今年は進歩を見る必要がある」
ウイリアムズは開発リソースをF1新時代に向けており、既に2025年マシンの開発を停止したようだ。しかしサインツJr.としては、週末の組み立て方やレース戦略といった運用面では改善が可能であり、実行力におけるトップチームとの差を縮めることができると考えている。
今季と来季の開発リソースの配分について尋ねられたサインツJr.は次のように答えた。
「リソースは明確だ。このクルマの開発は行なわれない」
「僕らのマシンはマイアミやここみたいに、いくつかのサーキットではメルセデスやフェラーリと肩を並べるに十分なパフォーマンスを持っている。バルセロナのような他のサーキットでは不十分だ。モナコでは誰も分からないね」
「でも僕らがもっと上手にやるべきは、週末の動きだ。マイアミやイモラのように競争力のあるマシンを手に入れたら、4〜5位以内に確実に入ることだ」
「この分野での経験を考えれば、他分野でチームを向上させるのと同じように改善できると確信している。僕らは前進する必要があるんだ」
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