36年ぶりF1開催のザントフールト、本当に面白いのは最終コーナーではなくターン3?

36年ぶりにF1オランダGPを開催するザントフールト・サーキット。大きなバンク角がつけられた最終コーナーに注目が集まるが、本当に面白いのはターン3かもしれない。

36年ぶりF1開催のザントフールト、本当に面白いのは最終コーナーではなくターン3?

 F1オランダGPの舞台となるザントフールト・サーキットは、大きなバンク角のついた最終ターン14が大きな注目を集めているが、より注目すべきなのは、ターン3かもしれない。

 ザントフールトは、当初は2020年に予定されていた久々のF1開催に向け、サーキットの大改修を実施してきた。中でも最終コーナーには18度ものバンク角がつけられており、ここを全開で駆け抜け、メインストレートでのオーバーテイクを可能にすることが狙いだ。

 このターン14ではDRSが使えないことになったものの、マシンが大きく傾いたコーナーを駆け抜ける光景は、大迫力のモノとなるだろう。しかし、全開区間が増えることで、ドライバーにとっては大きな挑戦となるはずだ。

 しかし木曜日に関係者が実際にザントフールトのコースウォークをした際、最も
注目すべきはターン14ではなく、むしろターン3なのではないかという指摘が相次いだ。

 レッドブルのマックス・フェルスタッペンはこのターン3について、考え抜いたアプローチが必要だと考えているドライバーのひとりだ。

「最終コーナーは、簡単に全開にできるだろう」

 そうフェルスタッペンは語った。

「しかしターン3は、走行ラインに関して多くの選択肢をとる機会を与えてくれるだろう」

 サーキットの改修を手がけた『ドローモ』社は、現在の安全基準に沿ったサーキットにするのはもちろん、より個性的なサーキットにしたいと考えた。その結果複数のコーナーにはバンクがつけられることになった。

 ドローモの代表であるヤルノ・ザフェッリは、これについて次のように語る。

「我々は、ドライブした時の感覚や知覚を反映したコースをデザインしたいと思った。ストレート、コーナー、カーブ、バンク……1周全てをアドレナリンに変更したいという願望に駆り立てられているんだ。我々の哲学は、とても挑戦的であると認識され、そしてドライバーを驚かせるサーキットを設計することだ」

 その結果、ザントフールトの14のコーナーのうち、ふたつのコーナーにバンクがつけられたのだ。

 最終コーナーのバンク角は、箇所によって15〜18度までの間で変化がつけられている。しかしターン3は、さらに大きな変化がつけられるようになった。

 ターン3の下部のバンク角は、わずか4.5度である。しかしバンクの上に行くに連れてその角度は激しくなり、最大19度になっている。

 これにより当該のコーナーは、ある意味ボウルのような形状になった。そしてここを最速で駆け抜けるためには、様々なライン取りが可能だという。

 アルピーヌのエステバン・オコンは、木曜日に次のように語った。

「これほど多くのバンクがあるサーキットを走ったことがない。基本的にはホッケンハイムのスタジアムセクションの入り口や、ザックス・カーブのことを考える。それらのコーナーにもバンクがつけられているが、今回のとは全く異なる。3倍も4倍も傾いているように感じるよ。色んなラインを通ることができるだろう」

 またフェラーリのシャルル・ルクレールは、ターン3のバンクは、2台が並走して駆け抜けることができるかもしれないと考えている。

「とてもエキサイティングになると思う」

 そうルクレールは語った。

「それは、僕らドライバーにとってもエキサイティングだ。おそらく、他でも見られないようなラインを通ることも試すだろう。コーナーの外側では、バンク角が急になっているからね」

「だからターン3では、例えばずっと外側を走るという可能性もあるだろう。それは頻繁に目にすることではないけどね。さて、実際にはどうなるだろうね」

 

Read Also:

シェア
コメント
角田裕毅、来季F1残留の自信は半々「一貫性のある走りができるようにならなければいけない」

前の記事

角田裕毅、来季F1残留の自信は半々「一貫性のある走りができるようにならなければいけない」

次の記事

スパ大クラッシュのノリス、3基目PUは検査結果に問題なし。ペナルティは回避可能か

スパ大クラッシュのノリス、3基目PUは検査結果に問題なし。ペナルティは回避可能か
コメントを読み込む