ウイリアムズ、チーム代表兼CEOのカピト&テクニカル・ディレクターのFX・デメゾンの離脱を発表
ウイリアムズF1は、CEOのヨースト・カピトとテクニカルディレクターのフランソワ-グザビエ・デメゾンが辞任したことを発表した。
2022年、F1のコンストラクターランキング最下位に終わったウイリアムズ。来季はアレクサンダー・アルボンのチームメイトとしてルーキーのローガン・サージェントを迎え、復活に向けて動き出していくことになる。
しかしそんなタイミングでウイリアムズは、CEO兼チーム代表のヨースト・カピトと、テクニカルディレクターのフランソワ-グザビエ・デメゾンが辞任したことを発表した。
先日には、フェラーリのチーム代表を務めてきたマッティア・ビノットが辞任したばかりであり、短い間に2チームのトップが退いたということになる。
ウイリアムズは後任のCEOとチーム代表、そしてテクニカルディレクターについては「やがて」発表するとしている。
カピトはチームが月曜日に発表したプレスリリースに、次のようにコメントした。
「過去2シーズンにわたって、ウイリアムズ・レーシングを率い、この偉大なチームが好転する基礎を築いたことは、特権的なモノだった」
そうカピトCEOは語った。
「チームが将来に向け、成功の道を歩み続けるのを楽しみにしている」
チームのオーナー企業であるドリルトン・キャピタルの会長であるマシュー・サベージは、チームが「ウイリアムズ・レーシングを復活させる旅を始めるための、大きな変革プロセスに着手した」として、カピトの働きに感謝を述べた。
「ヨーストがこの挑戦に挑むべく、予定されていた退任の期間を延長してくれたことに感謝している。そして今、彼はこのプロセスの次の段階に向け、手綱を引き継ぐことになるだろう」
そうサベージ会長は語った。
「またFX(デメゾン)の貢献にも感謝する。彼の将来がうまくいくことを願っている」
カピトはフォルクスワーゲンのモータースポーツ部門を率いる立場を担い、その後マクラーレンにCEOとして加入した。しかしザク・ブラウンが同チームのCEOになったことでチームを離れ、ウイリアムズ家からドリルトン・キャピタルに所有権が移った後のウイリアムズに加入。CEO兼チーム代表を務めてきた。
近年のウイリアムズは低迷していたが、2021年のハンガリーGPでジョージ・ラッセルとニコラス・ラティフィがダブル入賞を果たし、2019年ドイツGP以来となるポイントを獲得した。そして続くベルギーGPでは、予選でラッセルが奮闘しフロントロウ2番手を確保。決勝は大雨に見舞われ、セーフティカー先導のままフィニッシュすることになり、2位表彰台を手にした。
これらにより、2021年はランキング最下位を抜け出し9位。2022年はランキング最下位に戻ってしまったものの、シーズン中に8ポイントを獲得している。
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