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「我々はBチームになりたくない」ウイリアムズ、2021年以降もトップチームと提携せず?

ウイリアムズは、一部のライバルがトップチームと緊密な提携を結んでいるにも関わらず、“Bチーム化”することを望んでいないと語った。

George Russell, Williams FW43

George Russell, Williams FW43

Andy Hone / Motorsport Images

 F1はコスト管理の強化や予算上限の導入により、限られたリソースでチームを運営していくという新時代に突入しようとしている。そんな中、一部のチームの間ではより協力関係を深めようとする動きも出てきている。

 兼ねてより姉妹チームとして緊密な関係を築いているレッドブルとアルファタウリは2021年からその提携をより一層強化するだろうが、それだけでなくフェラーリとハース&アルファロメオ、メルセデスとレーシングポイントも同様に関係を強めるだろう。

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 その一方でウイリアムズは伝統的に独立したチーム運営を行なってきた。2020年にはオーナーシップがドリルトン・キャピタルに移るという大変革があったにも関わらず、その方針は変わりそうにない。

 ウイリアムズのチーム代表を務めるサイモン・ロバーツは、メーカーチームと協力することによって得られる利益を理解しているとしながらも、独自で運営をすることにもメリットがあると感じているという。

「(メーカーチームとの提携に)メリットがあることは分かるが、我々はBチームにはなりたくないのだ」

 ロバーツはそう語った。

「我々は独立性を保ちたいが、競争力を高めたいとも思っている。したがって関係を拡張すること自体は歓迎するが、それは我々が何を得意としていて、何のサポートを必要としているかにもよる」

「簡単に言うと、我々が得意とする分野があって、それが自分たちでできるのであれば、我々はそこに集中すべきなのだ。逆に自分たちがうまくできない分野があれば、それができる者に買い取ってもらう準備をしておくべきだ」

 またロバーツは、予算制限の下では浪費をする余裕がないため、どの分野で外部に目を向けるべきかについては現実的なアプローチが必須になってくると語った。

「コストキャップの下では非効率なことはできないし、我々はそうならないことに重点を置いている」

「シャシー作りにおいても我々は確実に良いマシンを作り、あらゆるものを適用させる必要がある。ただ我々は独立しているし、これからもそうである予定だが、コラボレーションの余地はある」

 ロバーツはさらに、ウイリアムズがこれまでと全く異なるアプローチを計画しているわけではなく、チームの歴史的な特徴の多くが引き継がれることになると付け加えた。

「チームの文化的な適合という観点から言えば、クレア(ウイリアムズ)が作ったロードマップには多くの相乗効果があるし、我々はそれに忠実であり続ける」とロバーツ。

「我々は良き職場であり続けたい」

「我々は、自分たちと共に働く全ての人たちに対して思いやりや優しさを持つようにしたいし、正しいことをしたいと思っている」

「テクノロジーの面では、投資をする機会があり、まさに今それに取り組んでいる。今レースをしているマシンへの影響はあまりないだろうが、次の年には影響が出てくるだろう」

「今年は長期的な戦略の一部であり、ここから5年かけてゆっくりと積み上げていくものだ。重要なのは懸命な投資をすること。ミスはしたくないし、長い目で見た投資をしたい。それが我々の取り組んでいることだ」

 

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