メルセデスF1代表、子供たちがモータースポーツをより手頃な価格で始められるように「我々にできることがある」

メルセデスF1チームのトト・ウルフ代表は、今のモータースポーツは、若いドライバーたちがキャリアをスタートするにはお金がかかりすぎるため、「今よりもはるかに手頃な価格」にする必要があると語る。

メルセデスF1代表、子供たちがモータースポーツをより手頃な価格で始められるように「我々にできることがある」

 メルセデスF1のトト・ウルフ代表が、モータスポーツをより安価で挑戦できるモノにしなければならないと語った。

 同チームのドライバーであり、これまで7回にわたってF1チャンピオンに輝いているルイス・ハミルトンは、最近スペインの出版社のインタビューで、F1は「億万長者の少年の集まりになった」と発言。「もし僕が、労働者階級の家庭からやり直すとしたなら、今のこのポジションにいるのは不可能だっただろう。他の人たちは、もっとお金を持っているからね」と続けた。

「僕らはそれを変え、裕福な人にも、そしてより質素な出自を持つ人たちにとっても、アクセスしやすいスポーツにしていくために努力しなければいけない」

 現在F1に参戦している20人のドライバーのうち、ランス・ストロール(アストンマーチン)、ニコラス・ラティフィ(ウイリアムズ)、ニキータ・マゼピン(ハース)の3人は、確かに億万長者の息子である。その他のドライバーの大半は、F1までたどり着くためにメーカーやスポンサーからの支援を受けてきた。

 メルセデスF1チームのウルフ代表は、全てのドライバーにはそれぞれのストーリーがあるものの、草の根レースのコストを削減するために、もっと多くのことをしなければならないというハミルトンの意見に同意した。

「このスポーツを魅力的にしているのは、レース以外でも素晴らしいドラマを提供しているということにある」

 ウルフ代表はそう語った。

「ドライバーは、それぞれに様々な背景を持っている。誰でも同じだとは限らない。誰もが個別の物語を持っていて、対処すべきことがあるんだ」

「恵まれた環境で育った子供が、必ずしも楽な人生を送るとは限らない。彼らは、自分自身の”悪魔”と戦っているんだ」

「でも我々にできることは、入門カテゴリーのレースにより手頃な価格で挑めるようにし、経済的なサポートがない子供たちでも、ジュニア・フォーミュラで成功できるようにすることだ」

「全ての大きなF1チームは、ゴーカート1年で25万ドル(約2500万円)、F4で50万ドル(約5000万円)、F3で100万ドル(約1億円)という巨額な費用がかかる形ではなく、そういう子供たちでも挑むことができるようにする必要がある」

「現在の状況はまったく馬鹿げている。これを止めなければいけない。(才能ある子供たちに)我々は出会いたいのだ。ゴーカートに興味を持った子供たちに、より手頃な予算でレースできるチャンスを与える必要があると思う」

 

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