メルセデスのウルフ代表は今が辞め時? 「彼は前に進むべき」と元ジョーダン代表
エディ・ジョーダンは、メルセデスがF1界の頂点に君臨している今、トト・ウルフはチーム代表の職から離れるべきだと考えている。

かつてジョーダンF1チームを率いたエディ・ジョーダンが先日、INEOSによるメルセデスの買収を示唆したことがきっかけで、メルセデスの将来に関する報道は過熱することとなった。ただ、メルセデスのチーム代表であるトト・ウルフは、INEOSがチームの少数株主となる可能性は認めつつも、買収に関しては否定した。
そんなウルフはメルセデスと新たな契約について交渉中であるが、さらなる上級職に就くのではないかと予想されている。そうなれば、彼はチーム代表としての責任は依然として負いつつも、多くの労力と時間を割いて全てのレースに帯同する必要がなくなるはずだ。
一方のジョーダンは、ウルフにとって今が代表職から離れるのにふさわしい時期だと語った。
「私が唯一確信していたのは、INEOSがチームを買収するということだ。そして、トトとグループのCEOであり会長であるオラ(カレニウス)との間で、過去に問題が起こったことも周知の事実だ」
「正直言って、トトはフランク・ウイリアムズやロン・デニスなどと肩を並べる存在だ。彼は本当に素晴らしい。だからこそ、彼自身が前に進むべき時なんだ」
メルセデスは今季、F1での7連覇を目指して戦っている状況だが、ジョーダン曰く、ウルフがチームの株式を手放すのにこれ以上のチャンスはないという。
「彼はこの状況に飽き飽きしているはずだ」とジョーダン。
「彼はあらゆるチャンピオンシップを制してきたし、ルイス・ハミルトンやチームと共に神話を作り上げた」
「人生においては、何かを手放すのに良いタイミングと悪いタイミングがある。そしてトトにおいては今が非常に良いタイミングだ」
「私が彼のアドバイザーなら、こう言うだろうね。『ここから出て行こうよ。頼むよトト。金を受け取ってくれ。将来的にはこれ以上にはならないから』
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