周冠宇、F1エミリア・ロマーニャGP決勝はピットレーンからのスタートへ……スプリントでのクラッシュが影響
アルファロメオの周冠宇は、F1エミリア・ロマーニャGPのスプリントでクラッシュした後、その修復のためにパルクフェルメ制限下でマシンに手を加えたため、決勝レースをピットレーンからスタートすることになった。
写真:: Mark Sutton / Motorsport Images
F1エミリア・ロマーニャGPのスプリントでクラッシュしたアルファロメオの周冠宇は、パルクフェルメの条件下でマシンを修復したため、決勝レースをピットレーンからスタートすることになる。
周はエミリア・ロマーニャGPのスプリント1周目、アルファタウリのピエール・ガスリーと接触。周はこれでコントロールを失い、ウォールにクラッシュ。フロントとリヤに大きなダメージを負った。
チームのメカニックは、周のマシンを修復すべく作業を実施。これにより、作業時間の制限(カーフュー)と、パルクフェルメの規定を破らざるを得なかった。このペナルティとしてFIAのスチュワードは、決勝レースで周をピットレーンからのスタートとすることを決めた。
「24号車(周)はスプリントのセッション中に接触に巻き込まれ、重大なダメージを受けた」
FIAのスチュワードは、そう報告した。
「スプリントセッション後に行なわれた24号車の修理により、24号車はスプリントセッションに使用されたマシンとして、スプリントセッションから2時間以内にカバーされず、FIAによる封印の準備ができていなかったとして、F1のスポーティングレギュレーション第40.6条に違反していることが判明した。さらに第40.9条に違反し、競技者(チーム)はパルクフェルメ条件下での監視なしで、マシンに対する作業を続けていたことも判明した」
「競技者(チーム)はマシンに変更が加えられたことを認めた。いずれにしても、監督されていなかったことを考えると、スチュワードはマシンがパルクフェルメ条件下で保管されている間に、マシンに変更が加えられた、あるいはサスペンションのセットアップに変更が加えられたという推論を引き出すことができる」
「パルクフェルメ条件に違反した場合のペナルティは、第40.9条のb)項に規定されている。これは当該のドライバーがピットレーンからスタートするということだ。従って今回は、この第40.9条のb)項に規定されている罰則を科すことになった」
周はガスリーとの接触について、オーバーテイクを完了したと感じたために、ガスリーの走行ラインに接近したことで接触が起きたと語った。
「1周目に、2〜3台のマシンとかなり良い戦いをした。そしてターン9で、メルセデスの1台が、ピエールに対してディフェンスをしていたと思う。そして僕は、アウト側から彼をオーバーテイクするチャンスがあったんだ」
そう周は語った。
「そしてブレーキングで、前に出ることができたんだ」
「その直後、コーナーの出口で大きな衝撃を受けた。驚くべきことだった。その動きが、前に起きたように感じたんだ。だから僕らは、何が起きたのかを見なければいけない」
「そういうレースになってしまい、かなりガッカリしている。チームとしては、今週末はかなり良い可能性があると思っていたからね」
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