F1 オーストリアGP
下位で苦戦するアルファロメオF1。周冠宇、アップデート積極投入のライバルに開発ペースで肩を並べるのは「簡単じゃない」
周冠宇は、アルファロメオがイギリスGPでアップデート投入を予定も、中団グループ争いの中でチームが開発ペースを維持することに苦戦していると認めた。

Filip Cleeren
公開日時: 2023/07/05 7:42
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F1の2023年シーズンでは、非常に接近している中団グループのF1チームが積極的なマシン開発で毎戦のようにアップデートをマシンに投入することがトレンドとなっている。
いくつかのチームがそうしたアプローチによって大きな進歩を遂げる中、アルファロメオは開発ペースを維持できておらず、レースリザルトでも下位に沈んでいる。
これについては、ドライバーの周冠宇も認めている。
オーストリアGPでアルファロメオは、予選でバルテリ・ボッタスが14番手、周は17番手。決勝ではボッタスがフロントウイングの破損によってレースを棒に振り、周も同様にペースに苦しみ、周回遅れの12位でチェッカーを受けた。
直近のライバルであるハースは、ニコ・ヒュルケンベルグがスプリントで入賞を果たしたことで、コンストラクターズランキング7番手に浮上。アルファロメオは8番手に後退した上、9番手のウイリアムズとの差は2ポイントと接近している。
アルファロメオが開発競争の中で十分なアップデートを迅速に投入できていないのでは、とmotorsport.comが周に尋ねると、彼はライバルチームの開発ペースに追いつくことに苦戦していると認めた。
「常に課題になっていることだ」と周は語る。
「比較すると、より大きなチームの多くは複数のアップデートを投入できているのは確かだ。僕らの場合、仮にアップデートがひとつ上手くいかなかったとしても、シーズンの計画がある以上、手持ちのモノで頑張るしかないんだ」
「もちろん、(新規アップデート投入に向けて)僕らも懸命に努力しているけど、簡単なことじゃない。チームにとってはここ数レース、ますます厳しい状況になっている。知っての通り、みんなアップデートを持ち込んできているんだ」
「でもこれは0.1秒台とか0.01秒台の話じゃなくて、0.001秒台の話だ。僕は2度も0.006秒差でQ2を逃しているんだ」
Zhou Guanyu, Alfa Romeo C43
Photo by: Mark Sutton / Motorsport Images
アルファロメオの2023年マシン『C43』には、大きな欠点こそないものの、全体的なグリップ不足と空力効率の悪さが指摘されている。
次戦イギリスGPでアルファロメオは待望のアップデートを投入予定だが、中団グループの接近度合いを考えると、それによって予選から有利にスタートできるとチームは期待している。
「全てが非常にタイトだ」
そう語るのはアルファロメオでトラックサイド・エンジニアリング主任のシャビ・プジョラだ。
「レースごとに、どちらかが優勢になることもあるし、そうじゃないこともある。ここ(オーストリアGP)では、ポイントを争うには及ばなかった」
「この原因のひとつは予選のパフォーマンスで、これを改善するためにまだ集中する必要がある」
「でもシルバーストンに向けて、新しいパーツをいくつか用意している」
「できるだけ速くランキング7番手に浮上して、戦いを続けたい」
一方でボッタスはアップデートを歓迎しつつも、チームの状況を好転させるためには、アップデート以上のモノが必要だと冷静に見ている。
「間違いなく、僕らには必要なモノだ」と彼は言う。
「この週末(オーストリアGPでは)、いくつかのチームが前進したようだけど、僕らは新しいパーツを持ち込んでいない」
「この少しの差で後手に回ってしまう。だから僕らにはアップデートが必要だし、すぐにそれ以上のモノが必要になる」
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