F2シルバーストン2予選:アイロット今季2度目PP。日本勢最上位は角田の10番手
FIA F2第5戦シルバーストンの予選が行なわれ、カラム・アイロットがポールポジションを獲得した。日本勢は角田裕毅の10番手が最上位だった。
写真:: Charles Coates / Motorsport Images
FIA F2第5戦の予選がイギリスのシルバーストン・サーキットで行なわれた。ポールポジションを獲得したのはカラム・アイロット(ユニ-ヴィルトゥオーシ)で、タイムは1分39秒062だった。
直前に行なわれたF1のフリー走行2回目では、セッション終了間際に複数のマシンにトラブルが発生。そのためコース上でマーシャルがオイル清掃や縁石の補修など諸作業を行なった影響で、F2の予選は定刻から15分遅れの17時15分(日本時間25時15分)にスタートした。なお、フリー走行でエンジンブローに見舞われた佐藤万璃音(トライデント)も無事予選に参加した。
まず最初のアタックでは、角田裕毅(カーリン)がクリスチャン・ルンガー(ARTグランプリ)に次ぐ2番手タイムをマーク。3番手以下にはルイ・デレトラ(チャロウズ)、ジャック・エイトケン(カンポス)、ロバート・シュバルツマン(プレマ)が続いた。
2度目のアタックでは各車さらにタイムを縮めるが、1分39秒177にタイムを上げたルンガーの首位は変わらず、僅差でエイトケン、ルカ・ギオット(ハイテック)、ニキータ・マゼピン(ハイテック)、周冠宇(ユニ-ヴィルトゥオーシ)が続いた。角田は自己ベストを更新することができず、11番手まで後退した。松下は13番手、佐藤は16番手だ。
ここで各車一度ピットに戻り、2セット目のタイヤを装着。最後のアタックに向け、残り10分で再びコースに向かっていった。
角田はタイムを更新して6番手に上がるが、デレトラ、ダニエル・ティクトゥム(DAMS)、ミック・シューマッハー(プレマ)に次々とそのタイムを上回られていく。そしてアイロットは1分39秒062をマークして一気にトップに浮上した。これで角田は10番手に落ちた。
その後はショーン・ゲラエル(DAMS)がスピンしてイエローフラッグが振られたこともあり、タイム更新はなく、アイロットのポールポジションが確定した。彼にとってはハンガロリンク戦以来今季2度目だ。2番手にルンガー、3番手にエイトケンが続いた。
日本勢は角田が最上位の10位。前回のシルバーストン戦同様、最初に記録したタイムを最後まで上回れず順位が後退していくという予選となった。佐藤は14番手、松下信治(MPモータースポーツ)は17番手だった。
順位 | ドライバー | チーム | 周回数 | タイム | 差 | 前車との差 | Mph |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | カラム アイロット | ユニ-ヴィルトゥオーシ | 11 | 1'39.062 | 214.084 | ||
2 | クリスチャン ルンガー | ARTグランプリ | 12 | 1'39.177 | 0.115 | 0.115 | 213.835 |
3 | ジャック エイトケン | カンポス | 12 | 1'39.278 | 0.216 | 0.101 | 213.618 |
4 | ダニエル ティクトゥム | DAMS | 12 | 1'39.326 | 0.264 | 0.048 | 213.515 |
5 | ルカ ギオット | ハイテック | 11 | 1'39.362 | 0.300 | 0.036 | 213.437 |
6 | チョウ グアンユー | ユニ-ヴィルトゥオーシ | 12 | 1'39.394 | 0.332 | 0.032 | 213.369 |
7 | ニキータ マゼピン | ハイテック | 11 | 1'39.410 | 0.348 | 0.016 | 213.334 |
8 | ミック シューマッハー | プレマ | 11 | 1'39.448 | 0.386 | 0.038 | 213.253 |
9 | ルイ デレトラ | チャロウズ | 12 | 1'39.474 | 0.412 | 0.026 | 213.197 |
10 | 角田 裕毅 | カーリン | 12 | 1'39.494 | 0.432 | 0.020 | 213.154 |
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