F2サヒール:レース1はレッドブル育成対決制したローソンがデビュー戦初優勝。佐藤万璃音は15位
FIA F2開幕戦のレース1が行なわれ、ハイテックのリアム・ローソンが優勝した。佐藤万璃音は15位だった。
写真:: Mark Sutton / Motorsport Images
2021年FIA F2開幕戦のレース1がバーレーン・インターナショナル・サーキットで行なわれた。今季最初のレースを制したのはリアム・ローソン(ハイテック)だった。
今季から大規模なフォーマット変更があったFIA F2。レース1はスプリントレースとして行なわれ、グリッドは予選の上位10名を逆順にしたものとなる。本来であれば予選で10番手タイムを記録したデビッド・ベックマン(チャロウズ)がレース1のポールとなるはずだったが、5番手タイムのユーリ・ヴィップス(ハイテック)が技術規定違反により予選タイム抹消となったことで順位が繰り上がり、テオ・プルシェール(ARTグランプリ)がポールポジションに。ベックマンは2番グリッドとなった。
レース前半は3番グリッドからロケットスタートを決めてトップに浮上したローソンが支配することとなったが、プルシェールのマシントラブル発生に乗じて2番手に浮上したユアン・ダルバラ(カーリン)がひたひたと迫ってくる。終盤はレッドブル育成ドライバーふたりによる接近戦となったが、ローソンがなんとか逃げ切りF2デビュー戦で見事初優勝を飾った。
3位はこちらもルーキーのベックマン。プレマ同士の4番手争いも白熱したが、ロバート・シュバルツマンが昨年のFIA F3王者であるオスカー・ピアストリを抑えきって4位に入った。
6位にはクリスチャン・ルンガー(ARTグランプリ)、7位には周冠宇(ユニ-ヴィルトゥオーシ)が入った。なお周は予選でトップタイムをマークして4ポイントを獲得しており、フィーチャーレースであるレース3のポールポジションを確保している。
レース序盤にターン1でリチャード・フェルシュホー(MPモータースポーツ)に追突してしまい、5秒のタイムペナルティを受けていたダニエル・ティクトゥム(カーリン)はポイント圏内に踏み止まり8位。以下リリム・ツェンデリ(MPモータースポーツ)、ヴィップスというトップ10となった。予選失格の憂き目に遭ったヴィップスだったが、追い上げが功を奏し、レース1上位10名のリバースグリッドで競われるレース2のポールポジションを確保した。
「トラブルがあって満足のいく予選ができなかった」と語っていた佐藤万璃音(トライデント)は18番グリッドからスタート。最終的に15位でフィニッシュした。
今回のレース1はバーチャルセーフティカー(VSC)が2度も発動される展開に。2番手走行中のトラブルで涙を呑んだプルシェールをはじめ、4台のマシンが完走を果たせなかった。
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