レースレポート
FIA F2 メルボルン
ツォロフがF2初優勝。宮田莉朋は5位まで追い上げ|FIA F2メルボルン フィーチャーレース
カンポスのニコラ・ツォロフが、FIA F2開幕戦メルボルンのフィーチャーレースを制した。宮田莉朋も5位入賞を果たした。
松本 和己
公開日時: 2026/03/08 1:43
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Nikola Tsolov, Campos Racing
写真:: Dom Gibbons / Formula 1 via Getty Images
FIA F2の2026年開幕戦メルボルン・ラウンドのフィーチャーレースが行なわれ、カンポスのニコラ・ツォロフが優勝した。
日曜日のフィーチャーレースは、タイヤ交換義務のある33周のレース。ポールシッターはDAMSのディノ・ベガノビッチで、マルティニウス・ステンショーン(ロダン)がその横だ。
宮田莉朋(ハイテック)は13番手。インディカーからの電撃転向となったチームメイトのコルトン・ハータもその横14番グリッドからのレースとなった。
スタートではベガノビッチの蹴り出しが悪く、5番手まで後退。ステンショーンが首位に出て、アレックス・ダン(ロダン)がそれを追う形。宮田はうまく立ち回り、9番手まで浮上しオープニングラップを終えた。
しかし、3周目のメインストレートでトップの2台が交錯。ダンがステンショーンを抜こうと前に出たが、ステンショーンから追突されてしまったのだ。この同士討ちで2台がターン1のランオフエリアでレースを終え、セーフティカー(SC)が出動した。
これで首位に立ったのはカンポスのニコラ・ツォロフ。しかし6周目にレースが再開されると、昨季のF3王者であるラファエル・カマラ(インヴィクタ)やベガノビッチがそれを追った。宮田はターン9手前で豪快なオーバーテイクを見せ、7番手に浮上した。
7周目を終えると、ピットインしてスーパーソフトからソフトに履き替えるマシンが出始める。11周目までには戦略が違う2台を除いた全車がピット作業を完了。トップ3のオーダーは変わらず、宮田は実質8番手の位置でコースに復帰した。
ベガノビッチはカマラを抜き、実質首位のツォロフを追っていたところでまさかのマシントラブル。コース上でマシンを停めてしまい、バーチャル・セーフティカー(VSC)が出された。
宮田はこの時点で9番手。一度チームメイトのハータに抜かれたものの、ターン9で抜き返してみせた。
VSCからSCに切り替えられると、ステイアウトしていた2台もピットイン。SCが2番手のツォロフの前を抑えてしまうというミスがあり、ステイアウト組のニコラス・バローネ(VAR)は首位でコースに戻ることができた。
ただレースが再開されると、バローネはすぐにツォロフがオーバーテイクを許してしまう。そもそもの戦闘力が苦しいバローネは、ピットレーンでのスピード違反で5秒ペナルティももらってしまった。さらにバローネは、スーパーソフトタイヤのデグラデーション(性能劣化)に伴い、ズルズルとポジションダウン。宮田は前を走るマシンがバローネに詰まったタイミングを利用し、続けざまに2台をパス。5番手まで浮上した。
ツォロフは危なげなく逃げ切り優勝。ロダン勢の同士討ちで首位に立ってからは、後続にチャンスを与えなかった。昨年F3でランキング2位となったツォロフにとっては、F2開幕戦で嬉しい初優勝となった。
2位はカマラ、3位はローレンス・ヴァン・ホーペン(トライデント)が入った。
宮田は5位となったスプリントから引き続き今回も粘り強い走り。特に終盤は他のマシンより0.5秒以上速いペースで追い上げ、5位でフィニッシュ。ランキング4番手で開幕戦を終えた。ハータは7位で初ポイント獲得となった。
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