F2ジェッダ レース1:2度のセーフティーカー出動も、アームストロングが初優勝。佐藤万璃音は接触によりリタイヤ
FIA F2第7戦ジェッダのレース1が行なわれ、マーカス・アームストロング(DAMS)がトップチェッカーを受けた。佐藤万璃音(トライデント)は他車との接触により、リタイヤを喫した。
Marcus Armstrong, Dams
Sam Bloxham / Motorsport Images
FIA F2第7戦ジェッダのレース1がサウジアラビアはジェッダ・コーニッシュ・サーキット(ジェッダ市街地サーキット)で行なわれ、マーカス・アームストロング(DAMS)がF2初優勝を飾った。
予選トップ10がリバースグリットとなるレース1。予選9番手、2番手フロントロウからスタートしたアームストロングは、ターン1でポールポジションのリアム・ローソン(ハイテック)の前に出ると、2度のセーフティーカーが出動したレースで僅差ながら首位を守りきり、ローソンを従えてトップチェッカーを受けた。
3位表彰台にはローソンのチームメイトであるユーリ・ヴィップスが入った。ロバート・シュバルツマン(プレマ)は、4位フェリペ・ドルゴビッチ(ユニ-ヴィルトゥオーシ)の後ろでチェッカーを受けたが、レース中にコース外走行でアドバンテージを得たとして5秒のタイム加算ペナルティが科された。これにより、レース最終盤で2台抜きのオーバーテイクを見せたユアン・ダルバラ(カーリン)が5位。シュバルツマンは6位となった。
ポイントリーダーで予選最速タイムを記録したオスカー・ピアストリ(プレマ)は10番手からスタートし、9位フィニッシュ。レース2に向け好位置につけた。
来季アルファロメオからのF1昇格が決まり、ランキングでピアストリを追う周冠宇(ユニ-ヴィルトゥオーシ)は、レース序盤のセーフティーカー明けでクリスチャン・ルンガー(ARTグランプリ)と接触しスピン。マシンはフロントウイングにダメージを追い、ピットインを余儀なくされ最後尾へ落ち、17位でレース1を終えた。無得点により、ピアストリとの差は40ポイントにまで拡大し、逆にランキング3番手のシュバルツマンに1ポイント差まで迫られることになった。
佐藤万璃音(トライデント)は17番手からレース1に臨んだが、オープニングラップのターン1でギリェルメ・サマイア(チャロウズ)と接触し、早々にリタイヤを喫した。
なお、レース1の上位10台がリバースグリッドとなるレース2は、レース1で10位のベント・ビスカール(トライデント)がポールポジション。フロントロウ2番手にピアストリが並ぶことになる。
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