F2シュピールベルク2予選:角田裕毅、デビュー2戦目にして初のポールポジション獲得!
FIA F2第2戦シュピールベルクの予選が行なわれ、角田裕毅がポールポジションを獲得した。佐藤万璃音は11番手、松下信治は14番手だった。
FIA F2第2戦シュピールベルクの予選がレッドブルリンクで行なわれた。ポールポジションを獲得したのは角田裕毅(カーリン)で、F2デビュー2戦目にして初のPP獲得となった。
開幕戦と同じレッドブルリンクが舞台の第2戦。フリー走行では開幕戦に続き角田がトップタイムを記録し、速さをアピールしていた。
30分間の予選がスタート。角田、ユアン・ダルバラのカーリン勢が先頭でコースインし、各車一斉にコースになだれ込んでいった。そんな中、プレマの2台だけはピットアウトせず、そのままピットで待機しタイミングを見計らっていた。
各車軒並み計測3周目にアタックに入り、角田が1分15秒132でトップに立つ。しかしながら、開幕戦ポールシッターの周冠宇(ユニ-ヴィルトゥオーシ)が1分14秒933をマーク。角田は2番手に下がった。
ただ角田も負けじと2度目のアタックに入り、1分14秒803をマークして再びトップの座に返り咲いた。開幕戦レース1の勝者であるカラム・アイロットも好タイムを記録したが、及ばず2番手。角田が好調ユニ-ヴィルトゥオーシ勢を従える格好となった。このタイミングで佐藤万璃音(トライデント)も1分15秒230をマークし、7番手に浮上した。
セッション開始から10分が経ち、プレマ勢もようやくコースに。他のマシンがピットに引き上げる中、ロバート・シュバルツマンが5番手タイム、ミック・シューマッハーが12番手タイムを記録した。
この時点で、予選トップ5は角田、アイロット、周、ルカ・ギオット(ハイテック)、シュバルツマン。佐藤は8番手、松下信治(MPモータースポーツ)は15番手だ。
残り10分頃から各車が最後のアタックに向けて再びコースイン。十分なウォームアップを挟み、残り5分頃からアタックラップに入っていった。
2戦連続のPPを目指してアタックに入った周だったが、ターン3のブレーキングでスロー走行のシューマッハーとニアミスしタイムロス。次の周に再度アタックを試みるも、タイムは1分14秒841。角田にわずか0.038秒届かなかった。
アイロットも終盤に自己ベストを更新するも、こちらも角田には0.085秒届かず。これで角田のポールポジションが確定した。
今季FIA F3からFIA F2にステップアップした角田にとって、これがF2初のポールポジション。開幕戦は速さを見せながらもほろ苦いレースとなっただけに、その借りを返す形となった。2番手には周、3番手にはアイロットが続いた。
他の日本勢は、佐藤がトップ10入りを逃すも11番手。自己最高グリッドを獲得した。松下は14番手となった。
順位 | ドライバー | チーム | 周回数 | タイム | 差 | 前車との差 | Mph |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 角田 裕毅 | カーリン | 14 | 1'14.803 | 207.809 | ||
2 | チョウ グアンユー | ユニ・ヴィルトゥオーシ | 14 | 1'14.841 | 0.038 | 0.038 | 207.704 |
3 | カラム アイロット | ユニ・ヴィルトゥオーシ | 14 | 1'14.888 | 0.085 | 0.047 | 207.573 |
4 | ルカ ギオット | ハイテック・レーシング | 14 | 1'14.974 | 0.171 | 0.086 | 207.335 |
5 | ジャック エイトケン | カンポス・レーシング | 14 | 1'14.976 | 0.173 | 0.002 | 207.330 |
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