岩佐歩夢、今度は初ポールポジション! 初優勝の勢いに乗り予選最速タイム叩き出す|F2第10戦ハンガリー
F2第10戦の予選がハンガロリンクで行なわれ、DAMSの岩佐歩夢が初ポールポジションを獲得した。
写真:: Red Bull Content Pool
FIA F2選手権の第10戦の予選がハンガロリンクで行なわれた。最速タイムを叩き出したのは、DAMSの岩佐歩夢だった。
日が傾き始めた現地時間18時30分からスタートした予選。それでも気温は32度、路面温度は42度という暑いコンディションだ。
30分のセッション前半、各車が最初のタイヤセットでのアタックを終えた段階で、トップは1分28秒850をマークしたフレデリック・ベスティ(ARTグランプリ)。ポイントリーダーのフェリペ・ドルゴビッチ(MPモータースポーツ)、テオ・プルシェール(ARTグランプリ)が僅差で続いた。
前戦ポール・リカールのレース2でF2初優勝を挙げた岩佐は、1セット目のタイヤを長く使い、空いたコース上でアタック。9番手でセッションを折り返した。
各車がピットで待機している中、今季入賞1回と苦しんでいるオリー・コールドウェル(カンポス)が早めにコースインし、サーキットを独り占め。ここでアタックをキッチリと決め、トップに浮上した。
コールドウェルのアタック終了を合図とするかのように、各車続々とコースイン。コールドウェルのタイムを次々と上回っていった。
マーカス・アームストロング(ハイテック)が1分28秒311までタイムアップしトップに立つ中、岩佐も5番手までポジションアップ。さらなる好結果を目指してアタックを続けた。
岩佐は残り時間3分を切ったところで、セクター1とセクター3で全体ベストを刻む驚速アタックをまとめきる。タイムは1分27秒930。唯一の27秒台だ。
これに対し、アームストロングやドルゴビッチを含む他のドライバーたちは上回るのは難しいと見たか続々とピットイン。セッション終了を前に、岩佐のポールポジション獲得が確実となった。
岩佐は前戦ポール・リカールで惜しくもポールポジションを逃したが、初優勝の勢いにも乗り、ついに初ポールポジションを獲得。抜きづらいハンガロリンクで、好結果が期待できる予選となった。
なお、レース1のスプリントレースは上位10台がリバースグリッドとなるため、岩佐は10番手スタート。予選10番手だったジャック・ドゥーハン(ヴィルトゥオーシ・レーシング)がポールポジションにつく見込みだ。
ヴィルトゥオーシ・レーシングの佐藤万璃音は、トラックリミット違反があったか、セッション前半に記録したタイムが抹消に。セッション後半に改めてタイムを出し、15番手で予選を終えた。
順位 | ドライバー | チーム | 周回数 | タイム | 差 | 前車との差 | Mph |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 岩佐 歩夢 | DAMS | 14 | 1'27.930 | 179.365 | ||
2 | マーカス アームストロング | ハイテック | 12 | 1'28.311 | 0.381 | 0.381 | 178.591 |
3 | フェリペ ドルゴビッチ | MPモータースポーツ | 12 | 1'28.340 | 0.410 | 0.029 | 178.532 |
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