F3ブダペスト:ランク首位のハウガー、難コンディションのレース3制す。岩佐歩夢は12位でポイント逃す

FIA F3第4戦ブタペストのレース3が行なわれ、プレマのデニス・ハウガーが優勝。岩佐歩夢(ハイテック)は12位でポイントを逃した。

F3ブダペスト:ランク首位のハウガー、難コンディションのレース3制す。岩佐歩夢は12位でポイント逃す

 FIA F3のラウンド4のレース3がハンガリー・ブタペスト近郊のハンガロリンクで行なわれ、プレマのデニス・ハウガーが優勝した。

 日曜日に行なわれるレース3は、金曜日に行なわれた予選の結果通りにグリッドが形成されるF3のメインレースとなる。ポールポジションはアーサー・ルクレール(プレマ)がつき、ポイントリーダーのハウガーがその横に並んだ。レース1で優勝した岩佐歩夢(ハイテック)は10番グリッドだ。

 ハンガロリンクには朝方に雨が降ったようで、路面はウエットコンディション。雨は一時的に止んでいたものの、スタート進行中に雨脚が一気に強まるという、難しい状況の中セーフティカー(SC)先導でレースがスタートされた。

 雨が降り続く中、計3周フォーメーションラップが行なわれ、ローリングスタートでバトル開始。レース距離は追加のフォーメーションラップ2周分減算され20周となった。

 路面の水量は多く、挙動を乱すマシンも多い中、ヴィクトル・マルタンス(MPモータースポーツ)が他車と接触しフロントウイングを損傷。一時ランオフエリアでマシンを停めていたこともあって、再度SC導入となった。

 4周目、上空からは晴れ間も覗く中でレース再開。ドライバーたちはマシンをギリギリコントロールしながら、貪欲に前を狙って行く。9番手の岩佐もマシンが横を向きかけるシーンがあったが、なんとかコース内にとどまると、前を走っていたオリー・コールドウェル(プレマ)がターン1でオーバーシュート。岩佐は8番手に浮上した。

 前が開けている首位のルクレールは、後続を突き放すには至らず。次第にハウガーからの激しいプレッシャーに耐える展開となっていく。ハウガーは何度もルクレールに仕掛けると、9周目のターン3でアウト側から見事にオーバーテイク。首位に躍り出た。

 レース折り返しを過ぎる頃には、各車が巻き上げる水煙も少なくなり、ウエットタイヤを保たせるために濡れたところを選んで走るマシンも多くなった。

 タイヤを冷やすようにチームから指示されるハウガーに対し、ルクレールはプッシュ。一時は1.5秒ほど開いた差を0.6秒ほどまで詰めるが、これに反応したハウガーはファステストラップを更新し、ギャップをコントロールしてフィニッシュを目指した。

 15周目、レース2勝者のマッテオ・ナニーニ(HWA)がピットに飛び込み、スリックタイヤに交換するギャンブルを敢行。しかしタイヤ交換に手間取ってしまう。コースに復帰して数周後にはファステストを記録したが、ピットインのロスタイムを取り戻せるほどのラップタイムではなく、彼に続いてギャンブルするマシンはいなかった。

 コールドウェルからの再三の攻撃を防ぎながら周回を重ねる岩佐はペースが苦しく、前を走るフレデリック・ベスティ(ARTグランプリ)から離されていった。そして17周目にコールドウェルにオーバーテイクを許してしまう。さらにその後も複数台にパスされ、12番手までポジションを落としてしまった。

 各車ペースは上がっていくものの、タイヤの状態はどんどん厳しくなるという状況の中で、18周目のターン3で複数台が絡むクラッシュが発生。コース上でスピンしてしまったイド・コーエン(カーリン・バズ・レーシング)のマシンに後続のマシンが突っ込むという危険な事故で、これによりSCが導入された。幸い、事故に絡んだドライバーたちに大きな怪我はなかったようだ。

 結局そのままレースは再開されず、SC走行のままチェッカー。ハウガーが優勝し、ルクレールが2位。トライデントのジャック・ドゥーハンが3位となった。

 これで合計152点までポイントを積み増したハウガーは、ランキング2番手のドゥーハンに対して63ポイント差をつける独走体制を築いている。

 岩佐は12位。初優勝を記録した週末最後のレースをポイント獲得で締めくくることは出来なかった。

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順位 ドライバー チーム 周回数 タイム 前車との差
1 Norway デニス ハウガー Italy プレマ 20 -    
2 Arthur Leclerc Italy プレマ 20 1.300 1.300 1.300
3 Australia ジャック ドゥーハン Italy トライデント 20 2.200 2.200 0.900
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