ホンダかトヨタか……“電動F1”フォーミュラEが求めるのは第3の日本メーカー「彼らが参戦してくれれば素晴らしい」
フォーミュラEのグリッドにはあと1チーム分の空きがある状況だが、CEOを務めるジェフ・ドッズは第3の日本メーカーの参戦を期待している。
Sacha Fenestraz, Nissan Formula E Team, Nissan e-4ORCE 04
写真:: Simon Galloway / Motorsport Images
フォーミュラEのジェフ・ドッズCEOは、さらなる日本メーカーの参戦を求めていると語った。
予選やスタート、アタックモード使用時には四輪駆動となるGen3 Evo車両が導入された2024-25年シーズンから、ローラやアプトと手を組みヤマハが参戦を開始。日産は既に2022-23年シーズンからワークス参戦しており、フォーミュラEに参戦する日本メーカーは2社に増えた。
また、2023-24シーズンからは東京E-Prixが初開催。日本で初のフォーミュラEレース、それも公道を使ったFIA世界選手権のレースということで大きな話題を集めた。
2025年5月には、2度目の東京E-Prix開催も予定しているフォーミュラE。次にシリーズが日本から求めるモノとは? ドッズCEOにそう尋ねると、日本人フォーミュラEドライバーの誕生と並んで、第3の日本メーカーが参戦することを望んでいるとして、ホンダとトヨタの名前を列挙した。
「私は日本の文化が大好きだし、特に情熱を持っている。日本のモータースポーツやスポーツカー文化は、ニスモのようなモノを考えると、とてもユニークだと思う」とドッズCEOは言う。
「(映画ワイルドスピードシリーズでハン役を演じた)サン・カンは素晴らしい友人のひとりで、日本のユニークなクルマ文化についてとても熱く語ってくれる」
「もちろん、我々はここでレースを開催しているが、まだ1年しか開催していない。まずは存在感を示し、レースの評判を高めることが必要で、そうすればレースがここで開催されていることにみんなが慣れてくれる」
「現在はローラ・ヤマハと日産というふたつの(日本の)メーカーが参加しているが、第3のメーカーが入る余地はあると思う」
Lucas di Grassi Lola Yamaha ABT Formula E Team Lola-Yamaha T001 Zane Maloney Lola Yamaha ABT Formula E Team Lola-Yamaha T001
写真: Andrew Ferraro / Motorsport Images
「それがホンダなのかトヨタなのかはわからないが、EV製造において彼らがより存在感を示すようになり、我々のファミリーにもうひとつの日本のブランドが加わるというのは素晴らしいことだと思う」
特にホンダに関しては、ドッズCEOはかつて同社で役員を務めた経歴を持っている。ただ、フォーミュラEとホンダの間で真剣な交渉が行なわれたことはないという。
「我々はホンダと有意義な話をしたことがない。私はホンダで働いたことがあるから、彼らのことは知っているが、詳しい話をしたことはない。ホンダが選手権に参加するとは考えていないよ」
ドッズCEOはそう説明する一方で、今後の状況次第ではフォーミュラEに振り向いてくれる可能性があると語った。
「明らかに、彼らはハイブリッド車に注力してきて、フルEVはそれほどでもなかったが、状況は少し変わりつつある。我々はホンダとトヨタがいつか選手権に参加したいと思うようになるだろうと前向きに考えている」
Koji Watanabe, HRC President
写真: Motorsport.com Japan
なおホンダは四輪車のフル電動化という方向性を打ち出しており、これまでもフォーミュラEに対して“関心”は示してきた。フォーミュラE日本初開催となった昨年の東京E-Prixには、ホンダ・レーシング(HRC)の渡辺康治社長が来場。観客のひとりとしてレースを見守っていた。
これについてドッズCEOは次のように続けた。
「彼らは非常に興味を持っていると思うし、競争の激しいレースが大好物だと思う。日本が拠点の企業だし、ここにも参戦してくれることを願っている」
なお、現在フォーミュラEのグリッドには11チームが並び、レギュレーションで認められている最大チーム数は12。残るは1席に日本メーカーが座るのか、それとも……?
記事をシェアもしくは保存
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。