レースレポート
フォーミュラE ロンドンE-Prix レース1
ウェーレイン完勝! 運も味方に戴冠へ大きく一歩。日産ローランド連覇の望み消える|フォーミュラE第16戦ロンドン
フォーミュラEの第16戦ロンドンE-Prixは、ポルシェのパスカル・ウェーレインが優勝した。
公開日時: 2026/08/15 15:10
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Pascal Wehrlein, Porsche Formula E Team
写真:: Simon Galloway / LAT Images via Getty Images
フォーミュラE第16戦ロンドンE-Prixの決勝レースが行なわれ、ポルシェのパスカル・ウェーレインが見事ポール・トゥ・ウィンを果たした。
フォーミュラEのシーズン12もついに最終戦。大接戦となっているタイトル争いも、この週末の2レースで決着を迎えることになる。土曜日の第12戦は、6分間のアタックモードとピットでの急速充電『ピットブースト』が義務付けられた、38周のレースだ。
フォーミュラEは来季から次世代マシン『GEN4』が導入されるため、現行の『GEN3 Evo』にとって最後のレース週末となる。
シーズン12の最終ラウンド、ダブルヘッダーの舞台はエクセル展覧会センターの内外を走り抜ける特設コース。立体駐車場を使ったユニークなレイアウトだが、今季が最後の開催。来季からロンドンE-Prixはブランズハッチへと開催地を移す予定だ。
9人のドライバーがタイトル獲得のチャンスを残しているが、特にランキングトップ4はわずか14ポイント差の接戦。ポールシッターはチームメイトのニコ・ミュラーとの対決を制したランキング3番手のウェーレイン。ウェーレインと同ポイントで並ぶランキング2番手のミッチ・エバンス(ジャガー)が3番グリッド、ポイントリーダーのジェイク・デニス(アンドレッティ)が5番グリッドに付けた一方で、ランキング4番手のオリバー・ローランド(日産)は13番グリッドに沈んだ。
抜きづらいレイアウトでの激しいチームプレイを警戒するコメントがドライバーたちから出る中、レースがスタート。ポルシェ勢がワンツーを維持し、エバンスが3番手に続いた。
1周目から、ミューラーが後続を抑え込んでウェーレインが逃げるという展開。エバンスはラインを変えてミュラーにプレッシャーをかけていくが、オーバーテイクは出来ずにいた。
ウェーレインが3秒ほどのギャップを築いていた7周目、ゼイン・マローニ(ローラ・ヤマハ)のドライブシャフトが故障したことでマシンストップし、フルコースイエロー(FCY)が出された。
このFCYでウェーレインのリードは1秒ほどまで縮まったが、再びミュラーとのチームプレイでギャップ拡大。ウェーレインはいたずらにリードを広げず、一定のリードを保ってエネルギー節約に努めた。
16周目に各車のバッテリー残量が60%をキリ、ピットブーストが可能になると、エバンスなど数台が動きの少ない状況の打開を狙ってピットイン。ミュラーもそれに反応し、翌周にピットインした。
エバンスはこのタイミングで6分間のアタックモードを使用したが、ミュラーが目の前でコースに復帰。さすがにパワー差が大きく、ミュラーは短いストレートでオーバーテイクを許してしまった。一方、ステイアウトしていた首位のウェーレインもアタックモードを起動。こちらは先にプッシュしてからピットへ入る構えだ。
離れた場所でプッシュし合う”見えない首位争い”が続いていたが、21周目にルーカス・ディ・グラッシ(ローラ・ヤマハ)がクラッシュし、再びのFCY。これでまだピットブーストを済ませていなかった半数ほどのマシンが一気にピットへなだれ込んだ。
ウェーレインが実質首位の2番手でコースに復帰したのに対し、FCY中にピットブーストを済ませたマシンに前に出られたエバンスは10番手まで後退。さらにアタックモードを先に使い果たしたことで、ミュラーにもオーバーテイクを許してしまった。
ポイントリーダーのデニスも、ウェーレインと同様FCY中にピットブーストを行なった組で実質4番手を走行。さらにデニスひとつでも順位を上げようと2番手のダニエル・ティクトゥム(クプラ・キロ)、3番手のアントニオ・フェリックス・ダ・コスタ(ジャガー)とバトルを展開。2台を続けざまに攻略し、2番手に浮上したデニスは7秒前方の首位ウェーレインを追った。
しかし展開にも恵まれたウェーレインは、少しずつリードを吐き出しながらも危なげなくトップチェッカー。ここ一番で完璧な結果を残してみせた。2位デニス、3位ダ・コスタという表彰台だ。
運も味方に完勝したウェーレインはランキング首位に浮上。ランキング2番手となったデニスは5ポイント差で、最大29ポイント獲得できる第13戦での逆転タイトル獲得を目指す。ミュラーを抜き返し、8位となったランキング3番手(21ポイント差)のエバンスまでがタイトル獲得の権利を残している。
10位に終わったローランドは、ランキング4番手は変わらないものの、タイトル連覇の可能性は無くなってしまった。
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フォーミュラE第16戦ロンドンE-Prix:決勝レース
全スタッツ
順位 ドライバー # Laps タイム 前車との差 平均速度 ポイント リタイア原因 1 パスカル ウェーレイン ポルシェ・チーム 94 39
49'48.354
25 2 ジェイク デニス Andretti Formula E 27 39
+5.777
49'54.131
5.777 18 3 アントニオ フェリックス・ダ・コスタ ジャガー・レーシング 13 39
+22.308
50'10.662
16.531 15 フルリザルトを見る
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