レースレポート

フォーミュラE ロンドンE-Prix レース2

大波乱のチャンピオン争い! 14位に終わったウェーレインが戴冠。バーナードが最年少優勝|フォーミュラE最終戦ロンドン

フォーミュラE最終戦ロンドンE-Prixが行なわれ、ポルシェのパスカル・ウェーレインが2025-26年シーズンのチャンピオンに輝いた。

公開日時: 2026/08/16 15:09

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Pascal Wehrlein, Porsche

Pascal Wehrlein, Porsche

 フォーミュラE最終戦ロンドンE-Prixの決勝レースが行なわれ、DSペンスキーのテイラー・バーナードが優勝。2025-26年シーズン(シーズン12)のチャンピオンは、パスカル・ウェーレイン(ポルシェ)が獲得した。

 ロンドンのエクセル展覧会センターの内外を走り抜ける特設コースで行なわれているシーズン最終ラウンド。日曜日のレースは、アタックモード2度(計8分間)の使用が義務付けられた、35周のレースだ。

 GEN3 Evoにとって最後のレースを迎えた時点で、チャンピオン獲得の権利を残しているのは3人。ポイントリーダーのウェーレインは3番グリッドを獲得。5ポイント差のランキング2番手ジェイク・デニス(アンドレッティ)は16番手に沈んだ。同3番手のミッチ・エバンス(ジャガー)は5番グリッド。しかしエバンスは優勝が逆転戴冠の絶対条件だ。

 フロントロウはマヒンドラのふたりが競り合い、ニック・デ・フリーズがポール獲得。エドアルド・モルタラが2番手だ。ウェーレインの隣、4番グリッドにはポルシェのニコ・ミュラーがついた。前日の第16戦と同様、隣にいるウェーレインのタイトル獲得をサポートできる態勢を整えた。

 上位勢はグリッド順通りのスタート。ミュラーが前日同様、エバンスをはじめとした後続を抑え込みにかかり、マヒンドラ勢とウェーレインのトップ3が抜け出していった。

 ジャガーも手をこまねいてはおらず、4周目にアントニオ・フェリックス・ダ・コスタが早々にアタックモードを使用し、レースを動かしにいった。ダ・コスタはミュラーとウェーレインを続けざまにパス。次の周にはウェーレインもアタックモードを使った。

 ダ・コスタはそのままマヒンドラ勢に迫り、デ・フリーズもアタックモードへ。ジャガーの狙い通り各車のレースペースは一気に上がり、順位も目まぐるしく入れ替わった。

 ダ・コスタはアタックモードが切れると、ウェーレインを鬼のブロック。しかしアタックモードが終わるギリギリのタイミングでなんとかダ・コスタを抜き返した。しかし、他車より多くのバッテリーを使ってダ・コスタはプッシュを続け、ウェーレインのインに飛び込み再度オーバーテイクしてみせた。

 マヒンドラ勢、ダ・コスタと同様早めのアタックモードで順位を上げたバーナード、ダ・コスタ、ウェーレインのトップ5はひとかたまり。その後ろでは、ミュラーがエバンスを抑え込んでの走行を続けた。

 そんな中トラブルが起きたか、ローラ・ヤマハのルーカス・ディ・グラッシがマシンを止めてリタイア。引退レースを無念の結果で終えた。

 エバンスは16周目にミュラーのインに飛び込み、多少強引ながらなんとかオーバーテイクに成功。ようやく壁を破ることができた。

 後方でアタックモードを温存していたデニスは、25周目に最初のアタックモードを使用。猛烈な勢いで追い上げを開始した。優勝が欲しいエバンスも、ウェーレインに追いついた27周目にアタックモードを使うと、ダ・コスタが意図的にペースダウン。ウェーレインを抑え込み、エバンスに一気に2台抜きさせることに成功した。

 その後もダ・コスタはウェーレインを徹底マーク。うまく加速できず失速したウェーレインは後続のマシンに一気に追い抜かれ、11番手までポジションを落としてしまった。

 この間にデニスは、7番手までポジションアップ。エバンスも4番手と、ふたり共にタイトル獲得の望みが復活した。

 中団のマシンが続々とアタックモードを使い、激しくポジションを争い、デニスとウェーレインもそれに巻き込まれる中、ウェーレインに追突されたジョエル・エリクソン(エンヴィジョン)がスピン。これを避けきれなかったデニスはマシンにダメージを負いピットイン、ウェーレインも大きく後退した。

 これでエバンスが優勝すればチャンピオンという状況となったが、4番手のエバンスはトップ3まで残り3周5秒と優勝は絶望的だった。

 優勝争いは、マヒンドラ勢よりも2度目のアタックモード使用を遅らせたことで、ラスト3周で2台を抜いたバーナードがトップチェッカー。DSにとってのラストレースで、見事最年少優勝記録(22歳76日)を打ち立てた。

 2位はデ・フリーズ、3位モルタラまでが表彰台獲得となった。

 ウェーレインは追突で5秒のタイム加算ペナルティを受け、14位に終わったものの、ライバルが戴冠の条件を達成できなかったことから、チャンピオンを獲得。ただ、ファイナルラップでは因縁のダ・コスタと接触し審議対象となり、マシンを降りた後も不満を露わにするなど気持ちの良い戴冠とはならなかった。一方、チームチャンピオンにはジャガーが輝いている。

関連ニュース:

フォーミュラE最終戦ロンドンE-Prix:決勝

全スタッツ

 

順位 ドライバー #   Laps タイム 前車との差 平均速度 ポイント リタイア原因 1 United Kingdom テイラー バーナード DSペンスキー 77   35

42'19.363

    25   2 Netherlands ニック デ・フリーズ マヒンドラ 21   35

+0.614

42'19.977

0.614   18   3 Switzerland エドアルド モルタラ マヒンドラ 48   35

+6.087

42'25.450

5.473   15   フルリザルトを見る

 

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