フォーミュラE 東京E-Prix:レース1

勝利逃した日産ローランド、2位にポジティブ。タイトル争い大量リードは「夢のようだ」

日産のオリバー・ローランドは、フォーミュラE第8戦東京E-Prixを2位で終え、この結果に満足していると強調した。

公開日時: 2025/05/17 10:58

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Oliver Rowland, Nissan Formula E Team

Oliver Rowland, Nissan Formula E Team

写真:: Joe Portlock / Motorsport Images

 日産のオリバー・ローランドは、フォーミュラE第8戦東京E-Prixで完璧なレース運びを見せながらも優勝を逃したが、2位はポジティブな結果だと強調した。

「ああ、2度目の2位だよ」

 レースを終えたローランドが無線で口にしたこの言葉は、ローランドの本心がこぼれたのかもしれない。

 前戦のモナコでも2位だったローランドだが、この”2度目”というのはおそらく、日産のホームレースである東京E-Prixで2年連続の2位だということを指しているのだろう。レースの展開自体は大きく異なるが、ローランドは昨年もポールから東京E-Prixをスタートし、2位でレースを終えている。

 今回のレースは雨の影響で予選がキャンセルされ、朝のFP2結果がスターティンググリッドに反映されたことで、ローランドがポールからスタート。彼のペースは素晴らしく、アタックモードを使ってバトルを繰り広げる後続のマシンを尻目に、着実にリードを広げていった。

 しかし唯一の誤算は、13周目に掲示された赤旗。これによって、義務である”ピットブースト”のタイムロスが帳消しになったストフェル・バンドーン(マセラティ)が大きなアドバンテージを得たのだ。

 レース再開後、義務を消化したローランドがコースに復帰した時点で、バンドーンとは25秒近くの差がついてしまった。

 バンドーンが貯金を切り崩しながらバッテリーをマネジメントした影響も大きいが、ローランドはバンドーンを追い上げ最終的に8.1秒遅れの2位。終盤は他のマシンからプレッシャーを受ける場面もあったが、抑えきってのフィニッシュだった。

 前述したようにレース直後は悔しさを覗かせたローランドだったが、記者会見では笑顔を見せ、ギャンブルに出たのがバンドーンひとりだったことに喜んでいたと明かし、ポジティブな結果だとレースを総括した。

「もちろん、完璧なレースをしたのに、赤旗で勝利を失ってしまったというような見方をすることもできる。でも、もっと多くの人が後ろから(違う戦略に)トライしてくると思っていたのに、それが1台だけだとわかったのは、実際とてもうれしかったよ」

「僕たちは、今日もほぼ完璧な1日を過ごすことができた。今朝のFP2が実質的な予選になったのは少し幸運だったけど、レース前半のペースは本当に素晴らしかった。ポイントも多く獲得できたし、本当にポジティブだった」

 これでローランドは、今季これまでの8レースで3勝を含む表彰台6回、133ポイント獲得と抜群の成績で、ポイントランキングのリードを60ポイントまで拡大した。

 この状況について、ローランドは「シーズン半ばでこんなアドバンテージを得られるのは、夢のような感じだ」と語った。

「今シーズンはずっと安定しているし、本当に速いクルマを持っている」

「シーズン前半はかなりいい走りができたと思う。これからの3-4レースは集中し続け、同じことをやり続ける必要があるんだ。そうすれば最後の4レースで少し楽ができるだろう」

「だから今のところ、この結果を再現し続けることに全力を注いでいる。毎回ここにいられるというのは現実的ではないということは分かっているけれど、それを目指してプッシュし続け、残念な結果になってしまったとしても、それ(良い結果)はボーナスみたいなものなんだ」

「本当に嬉しいよ。こんな速いパッケージを与えてくれたチームにも感謝している」

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