ザナルディがハンドバイクのイベント中に事故、病院に搬送されるも“深刻な状態”
昨年スーパーGT×DTM特別交流戦にも参加したレーシングドライバーのアレックス・ザナルディがハンドサイクルのイベント中に交通事故に巻き込まれ、現在病院で懸命な治療が続けられている。
レーシングドライバーでハンドバイクのパラリンピック金メダリストでもあるアレックス・ザナルディが、イタリア・シエナでのイベント参加中に大型車との衝突事故に巻き込まれ、病院に緊急搬送された。現在治療が続けられているが頭部に重傷を負い、深刻な状況にあるという。
この日、ザナルディは2週間に渡ってイタリアを巡る「オビエッティボ トリコローレ リレーイベント」に参加中。シエナ郊外の曲がりくねった道路を走行中に大型車と衝突したという。目撃者の情報によると、ザナルディはコントロールを失い横転。その際に対向車線にはみ出してしまい、トラックと衝突したとのことだ。
現場は樹木が生い茂ったエリアだったこともあり、ザナルディをヘリコプターが着陸できる場所に移動させた後に、近くのサンタマリア アレスコット病院に緊急搬送された。
現地時間の夜に病院から発表された内容によると、ザナルディは病院に到着後すぐに緊急処置室に運ばれ検査を実施。その結果、非常に深刻が頭部外傷があったとして緊急手術を受けた。
手術は現地時間の19時00分から21時30分に渡って行なわれ、現在は集中治療室で移されているとのこと。病院側は、彼の頭と顔に“非常に深刻”なダメージが及んでいることを明かしている。
ザナルディは1991年にF1デビューを果たし3シーズン参戦。1996年からアメリカのCARTシリーズに活躍の場を移すと1997年と1998年にチャンピオンを獲得した。2001年にCARTでのレース中に大クラッシュを喫し両足切断の重傷を負うも、不屈の精神で2003年にレース復帰。昨年11月には富士スピードウェイで行なわれたスーパーGT×DTM特別交流戦にBMWから参戦し大きな注目を集めた。
また近年ではハンドバイクにも力を入れており、パラリンピックのロンドン大会とリオデジャネイロ大会で金メダルを獲得。新型コロナウイルスの影響で開催が延期されたが、東京パラリンピックへの出場も目指しており、昨年来日した際も金メダル獲得を目指し準備を進めていた。
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