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日産自動車の内田社長、ホンダとの経営統合を断念した理由を説明。「完全子会社化の提案を受諾することはできなかった」と明かす

日産自動車の内田誠社長兼CEOは、ホンダとの経営統合を断念した理由について、「我々の自主性がどこまで守られるのか、日産が持つポテンシャルを最大限に引き出すことができるのか、確信を持つには至りませんでした」と語った。

田中 健一

公開日時: 2025/02/13 9:25

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日産自動車・Honda・三菱自動車共同会見

日産自動車・Honda・三菱自動車共同会見

写真:: Honda

 日産自動車の内田誠社長兼CEOは、2月13日に開催された同社の2024年度第3四半期決算発表会において、ホンダとの経営統合が実現しなかったことについて説明。ホンダから提案された子会社化の提案を受諾できないと結論付けたと明かした。

 日産は昨年の12月、ホンダと共同で持ち株会社を設立する形での経営統合を検討していると発表した。この発表以来、両社は統合準備委員会を設立し、協議を開始したという。

 内田社長によれば、シナジー効果が大きいことは、社内での検討を始めてすぐに再確認できたという。しかしその後ホンダから、子会社化の提案があり、これを受け入れられないと結論づけたという。

「ホンダさんから、基本合意書で合意された枠組みとは異なる、株式交換による日産の完全子会社化に、統合形態を変更したいとのご提案がありました。これは、シナジー効果を得るためには、統合を迅速かつ効率的に進める必要があるとの理由で提案されたものだと理解しています」

「当社の取締役会では、慎重かつ真摯な議論を重ねました。しかし最終的には、その提案は受諾できないとの結論に至りました」

 内田社長はそう明かす。

「理由はいくつかありますが、最も大きかった点についてお話しします。この経営統合を実施する目的は、両社が力を合わせ、より強い企業体となることでグローバル競争に打ち勝っていくためです。その中で日産がホンダさんの完全子会社となった場合、我々の自主性がどこまで守られるのか、日産が持つポテンシャルを最大限に引き出すことができるのか、確信を持つには至りませんでした」

「そのため、このご提案を受け入れることはできませんでした」

 しかし内田社長は、ホンダの三部敏宏社長が説明した通り、戦略的パートナーシップについては、引き続き検討を進めていくと説明した。

「経営統合に関する協議は終了となりますが、それとは別に検討を進めている戦略的パートナーシップについては、新たな価値の創造と効率的な方法によるシナジー効果の実現を目指して、今後も継続的に注力していきます」

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