本文へスキップ

「こんなのレースじゃない」コルベット使い、周回遅れ絡むBMWのチームプレーで接触し大激怒。デイトナGTD首位失い中指で応戦

コルベット4号車のトミー・ミルナーは、デイトナ24時間レース決勝でGTD Proクラスの首位を争う中でポール・ミラーBMW勢が繰り広げたチームプレーによって接触。痛烈に批判を展開した。

#48 Paul Miller Racing BMW M4 GT3 EVO: Dan Harper, Max Hesse, Jesse Krohn, Augusto Farfus, #4 Corvette Racing by Pratt Miller Motorsports Corvette Z06 GT3.R: Tommy Milner, Nicky Catsburg, Nico Varrone, #1 Paul Miller Racing BMW M4 GT3 EVO: Madison Snow, Neil Verhagen, Connor De Phillippi, Kelvin van der Linde

 2025年のIMSA開幕戦デイトナ24時間レース決勝で、コルベット・レーシング by プラット・ミラー・モータースポーツの4号車Z06 GT3.Rをドライブしたベテラン、トミー・ミルナーはチームプレーの末に接触したポール・ミラーBMW勢の姿勢を痛烈に批判した。

 ミルナーは残り3時間を切ったところで、GTD Proクラスのトップを走行していたが、後方からは1号車BMW M4 GT3 EVOに乗るコナー・デ・フィリッピが猛追していた。ただ、ミルナーの優勝を阻んだ壁は、前にいたデ・フィリッピの僚機48号車BMWだった。

 この時点で48号車BMWは数周の周回遅れとなっていたが、ステアリングを握ったアウグスト・ファルフスは、激しいディフェンスでミルナーを抑え込み、チームメイトが乗る1号車BMWが接近できるよう援護していた。

 レースコントロールはこれに気づき、ファルフスに対してドライブスルーペナルティを科したが、時すでに遅し……数分後、インターナショナル・ホースシューでファルフスがコーナー進入タイミングを遅らせたことで、ミルナーはアウト側にマシンを振ったが、そこにはデ・フィリッピがおり、4号車コルベットと1号車BMWが接触した。

関連動画:

 この接触により、ミルナーのコルベット4号車はリヤバンパーの左側が裂け、マシンからぶら下がっている状態となった。ファルフスはペナルティ消化のため、その周の終わりにはピットへと戻っていった。そして怒りが収まらないミルナーは、バンクを走りながら窓を開けて中指を突き立てた。

「レースはこういうモノじゃない。スポーツカーレースはこうじゃないんだ」とミルナーはIMSAラジオに対してそう語った。

#48 Paul Miller Racing BMW M4 GT3 EVO: Dan Harper, Max Hesse, Jesse Krohn, Augusto Farfus

#48 Paul Miller Racing BMW M4 GT3 EVO: Dan Harper, Max Hesse, Jesse Krohn, Augusto Farfus

Photo by: Andreas Beil

 コルベット陣営は次のピットストップで、4号車のバタつくリヤカウルをダクトテープで貼り付けたが、給油時間を過ぎても作業は終わらずタイムロスを強いられた。

 ミルナーはクラス2番手でレースに復帰したものの、再びボディワークが剥がれ、レースコントロールはカウルが脱落する危険性があるとしてピットインを命じた。

 ミルナーはIMSAラジオに対して、ファルフスとポール・ミラー陣営、そしてBMWは「あのようなレースをしたことを恥ずべきだ」と批判。次のように続けた。

「ここではチームレースが基本だけど、ああいうことじゃない」

「周回遅れでトップ争いから脱落しているマシンの唯一の仕事は、基本的にチームメイトを助けることだけど、ああいう形じゃない。何周にもわたってブロックを重ねて、僕のタイムを奪った」

「既に言った通り、これはスポーツカーレースのあるべき姿じゃない。ガッカリだ」

「1号車には何の問題もない。彼らは彼らのレースをしている。ただ、僚機が迷惑行為をしていた。スポーツマンシップに欠けるし、ドライビングも悪い。恥ずべきことだよ」

 またミルナーは、48号車が自身の目の前に出てくるようポール・ミラー陣営がピットストップのタイミングを図っていたとして、2度にわたって同様のことが起こったと主張した。

「彼らの唯一の目標は、汚いレースをすることだ」とミルナーは続けた。

「繰り返しになるけど、ガッカリだ。このようなレースはあってはならない」

 最終的にGTD Proクラスでは、フォード・マルチマティックの65号車マスタングGT3が優勝。コルベット4号車の僚機3号車が2位に入った。

 デ・フィリッピの4号車BMWはクラス4位。ミルナーの4号車コルベットは7位に終わった。なおファルフスの48号車BMWはクラス12位だった。

関連ニュース:
 

前の記事 HRCセミワークス体制のアキュラ93号車、サスペンショントラブルに泣きデイトナ24時間15位。太田格之進「勝ちたかったけど、自分のスティントには満足」
次の記事 ポルシェ、デイトナ制覇は「運が良かった」? ハイブリッドの問題に二重の厳重対処

最新ニュース