佐藤琢磨、2022年はデイル・コインに移籍「記念の200戦目から心機一転、トップを目指していく」
インディカーシリーズ参戦13年目を迎える佐藤琢磨は、デイル・コイン・レーシングwithリック・ウェア・レーシングに移籍することを発表した。
インディカーに参戦する佐藤琢磨は、デイル・コイン・レーシングwithリック・ウェア・レーシングに移籍し、2022年シーズンを戦うことを発表した。
2010年から計12シーズン、199戦に渡ってインディカー・シリーズを戦っている佐藤。2018年からはレイホール・レターマン・ラニガン・レーシング(RLLR)に所属し、2020年には自身2度目のインディ500制覇を成し遂げた。
2021年はトロイトでの4位が今季ベスト。7回のトップ10フィニッシュを飾り、ランキングは11位だった。そしてRLLRと佐藤は、10月に袂を分かつことを発表していた。
複数のチームと交渉していたという佐藤だが、チームのオーナーであるデイル・コインの熱意や、近年のチームのパフォーマンスの高さを踏まえ、新天地での挑戦を決めたという。
「デイル・コイン・レーシングは長い歴史があるんですけども、これまで多くの若手にチャンスを与えるという、シリーズの中でも非常に重要な役割を果たしてきているチームです」
佐藤は、発表を前に行なわれたオンライン会見でそう語った。
「近年は非常に少数精鋭ですけど、エンジニアリング力の高さ、そしてデイル氏本人のインディ500優勝への本当に熱い思いというものを、お話を聞く中で感じて、とても魅力的なチームに思いました」
「実際にはシーズン中盤戦以降、複数チームと話し合いを続けてきましたが、デイル氏の熱い思い、そして僕自身がインディ500にかける思い、そしてチームのストリートコース、ロードコースでのパフォーマンスの高さ、全てを考えまして、チームと契約できたことを非常に嬉しく思います」
「来季は自分にとって13年目のチャレンジになるんですが、記念すべき200戦目のスタートから新しいチームで心機一転、再びトップを目指していきたいと思います」
チームの共同オーナーであるデイル・コインはチームのリリースに次のようにコメントを寄せた。
「インディカー・シリーズを戦ったすべてのドライバーのなかでも、琢磨はベストのひとりに数え上げられるべき存在だ。かの有名なインディ500を2度制した素晴らしいドライバーを、我々の素晴らしいマシンに迎え入れて来年のインディ500に挑むことが、いまは楽しみで仕方ない。才能豊富な琢磨が2022年は私たちの一員になることを、チームの全員が歓迎している」
なお、カーナンバーは2021年にロマン・グロージャンが走らせていた51号車となるようだ。担当エンジニアなど、チームの中で準備を進めている最中だという。マシンを飾るスポンサーを含め、来年1月のチーム体制発表で改めて発表される予定となっている。
Be part of Motorsport community
Join the conversation記事をシェアもしくは保存
Top Comments
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。