レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング、佐藤琢磨のチーム離脱を発表
レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングは、4年間所属した佐藤琢磨のチーム離脱を発表した。
写真:: Richard Dole / Motorsport Images
レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング(RLLR)は、佐藤琢磨がチームを離脱することを発表した。
2021年シーズン、インディカー参戦12年目を戦い終えた佐藤。デトロイトでの4位が今季ベストとなった他、7回のトップ10フィニッシュを飾り、ランキング11位となった。
ボビー・レイホール、デビッド・レターマン、マイク・ラニガンが共同所有するRLLRでは、2018年にポートランド、2019年にバーバーとゲートウェイ、2020年にインディ500で優勝。インディカーでのキャリア6勝のうち、歓喜の瞬間の多くをチームと共有している。
また佐藤は、2012年にもRLLRに所属しており、2度の表彰台を獲得しただけでなく、この年のインディ500では最終ラップまでダリオ・フランキッティと優勝を争った。オーバーテイクを仕掛けた際にクラッシュをしてしまったが、佐藤のファイティングスピリットを象徴するレースのひとつだ。
ボビー・レイホールは、佐藤のチーム離脱に対して次のように語った。
「2度に渡ってタクマと共に戦えたことは名誉なことだった。我々はタクマが、チームとして我々がやっているすべてのことに、献身的にエネルギーを注いでくれたことに感謝している」
「もちろん、2020年のインディ500でPeopleReadyのマシンを1位で帰してくれた彼には、永遠の恩義がある。私個人にとっても、マイクとその家族にとっても、そしてチーム全体にとっても、特別な瞬間だった。なんと素晴らしい勝利だったことだろう」
「タクマとの仕事は常に本当に楽しかった。彼の技術だけでなく、チームへの献身的な取り組みは疑う余地はない」
「我々は、彼が次の機会に成功することを祈っている。我々はお互いに楽しんでいたので、これからもずっと友人であり続けると思う」
ラニガンは次のように述べた。
「コース上での能力だけでなく、コース外での対応も含めて、タクマを非常に尊敬している。彼がチームのためにしてくれたこと、そして彼がもたらした成功、特に2020年のインディアナポリス500での優勝には、いつも感謝している」
佐藤の後任には、ジャック・ハーベイが起用されると予想されており、来週にも移籍が発表される可能性がある。また、RLLRは3台体制への拡充も検討しており、スポット参戦で輝きを放ったクリスチャン・ルンガーがその有力候補に挙がっている。
一方、佐藤はデイル・コイン・レーシングの移籍が濃厚だと予想されている。
佐藤は公式ツイッターに次のように投稿。チームへの感謝を表した。
『4年間の思い出がたくさん詰まっています。RLLracingのみんな、これまで本当にありがとう。辛い時も、勝利の喜びも、常に一緒だった30号車のクルー。どんな時でも最高のサポートで送り出してくれました。心から誇りに思うし、感謝しかないです。本当にありがとう』
Be part of Motorsport community
Join the conversationShare Or Save This Story
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。
Top Comments