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F1を見習うべき? マクラーレンCEO、放送グラフィックの改善で更にインディカーは面白くなると提言

マクラーレンのCEOを務めるザク・ブラウンは、インディカーのレースは「素晴らしい」と評価しているが、テレビを通じて視聴者に伝えられる情報はもっと充実させられると考えている。

Zak Brown, CEO McLaren Racing

写真:: Mark Sutton / Motorsport Images

 マクラーレンCEO、ザク・ブラウンは、インディカーシリーズで展開されるレースは「素晴らしい」と評価しているが、テレビ上の情報を充実させることで、更に見応えのあるものになると考えている。

 マクラーレンは、アロー・シュミット・ピーターソン・モータースポーツとタッグを組み、2019年末に「アロー・マクラーレンSP」を結成した。アメリカ・ロサンゼルス出身のブラウンは、かねてからインディカーシリーズの大ファンであり、2019年に同シリーズを買収したロジャー・ペンスキーの手腕を高く評価している。レースそのものはかつてないほどに拮抗していると言うが、さらに視聴者を触発しドラマを盛り上げることは可能だと考えている。

「コース上の魅力は素晴らしいと考えている。ここ5レースで、5人の異なる勝者が誕生している」とブラウンは一部のジャーナリストに語った。

「直前に迫るインディ500では、15〜20台のマシンに勝機がある。これほど拮抗しているインディカーは思い出せない」

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「かつてのようにふたつ、3つくらいのシャシーがあるといいね。少なくとも私の立場からは、ちょっとした刺激を与えてくれる……そのような時代をもう一度目にすることは、経済的に無理があるが、ちょっとした“スパイス”を足せると思ったんだ」

「(現代の)ドライバー達の質も相変わらず高い。彼らはアンドレッティやサリバン、フィッティパルディ、アンサーのように有名ではないが、私が年を食っているからそう思うだけかもしれないね! でもレースとしての出来は素晴らしいと思う」

「ロジャーはベストタイミングでやってきた。世界のモータースポーツ界において最も優秀な人物であることは間違いなく、ロジャー以外がこのシリーズを運営することは考えられない」

「今後このスポーツをさらに発展させることが出来る点を考えると、テレビの放送画面にもっとデータを表示させれば、ストーリー性を高めることができると思う。この前のレース(第5戦インディGP)をランド(・ノリス)とマーティン・ブランドルと観ていた。コメンテーター達は素晴らしい仕事をしており、放送の質も抜群で、レース自体も素晴らしい。ただ、データが欠けていると思う」

「プッシュ・トゥ・パスのような状況が明確ではない。予選では、赤と緑(現在の最速ラップよりも速い人、遅い人を示すグラフィック)が表示されるようになり改善されたが、技術的な話はない。一年前は、スタート/フィニッシュラインを通過した時だけしか、誰が良いタイムを出したかは分からなかった。インディアナポリス・モーター・スピードウェイで使用されている時計は、ドライバーが何番手に来るかを把握出来るから良いと思う」

「レース自体は優れているし、ドライバー達も良い。オーナー権も正しい人物の手中にある。レースカレンダーも良いが、テレビ放送をさらに盛り上げ、ドラマを前面に押し出す様な放送上の工夫が見られると良い。直近のレースを観ても、どの様に(リナス・)ヴィーケイが(ロマン・)グロージャンを捉えて、抜いたのかが未だにハッキリしていない。それは偶然の産物のようなものだったが、とてもエキサイティングなレースだったと思う」

「『これが現状で、ヴィーケイはこれを10周以内にやるかもしれない』みたいなデータ、それも単にその時起こっている事ではなく、予測データが必要だ。この点には、レース展開の予測やドラマ性の追加など、このスポーツを継続的に強化するチャンスが眠っている」

 この点においては、インディカーはF1を見習うべきだと感じているかという質問に対し、ブラウンはこう答えた。

「SkyのF1放送で、データを用いてストーリーを伝えているのを見るとそう思う。正直言って、インディカーのレースの方が(F1よりも)コース上で常にエキサイティングだからだ」

「F1がどの様にF1のレースウィークエンドがとてもエキサイティングなものかを表現しているかというと……放送を通じてそれがエキサイティングなものだと伝えている。そうしたところでは、インディカーには改善の余地がある」

「それと同時に、インディカーには素晴らしいヘルメットカメラがあり、F1も採用するべきだと思っている。私は両方を見守る機会に恵まれているが、双方に学ぶべき点はあると考えている」

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