インディカー第12戦インディGP2:オワードが僅差のPP。デビュー戦ルンガーが奮闘4番手、佐藤琢磨はQ1敗退
インディカー・シリーズ第12戦の予選がインディアナポリス・モータースピードウェイのロードコースで行なわれ、パトリシオ・オワードが接戦を制しポールポジションを獲得した。


インディカー・シリーズ第12戦の予選では、アロー・マクラーレンSPのパトリシオ・オワードが今季3度目となるポールポジションを獲得した。
2021インディカー・シリーズの舞台は再び聖地インディアナポリス・モータースピードウェイに戻り、同サーキットのロードコースで今季2度目となるレースが開幕した。
各組上位6台が“ファスト12”に進むことができるQ1、そのグループ1では、通称ブラックタイヤと呼ばれる硬めのプライマリータイヤを履いたジャック・ハーベイ(メイヤー・シャンク・レーシング)がまずトップタイムをマーク。しかし、各車が柔らかめのオルタネイトタイヤ(レッドタイヤ)に交換した後はウィル・パワー(チーム・ペンスキー)がただひとり1分10秒台にタイムをのせ、トップでQ1を通過した。
一方のグループ2は、ポイントリーダーのアレックス・パロウ(チップ・ガナッシ・レーシング)はじめポイントランキングトップ5が名を連ねる激戦区となった。そんな中でトップタイムを記録したのはアンドレッティ・オートスポートのアレクサンダー・ロッシ。この組ただひとりの1分10秒台をマークした。そして今回がインディカーデビューとなるクリスチャン・ルンガー(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)は、いきなりの2番手タイムでQ1を突破してみせた。
パロウやオワードといったタイトルコンテンダーが順当にファスト12へ駒を進める中、ランキング4番手のジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)は7番手で惜しくもQ1敗退。同2番手のスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)はレッドタイヤでのアタック中にスピンを喫してしまい、まさかの13番手タイムに終わった。なお佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)も同組8番手に終わりここで予選を終えている。
ポールポジションを決するファスト12は非常に僅差のセッションとなった。終盤にロマン・グロージャン(デイル・コイン・レーシング)が1分10秒741でトップに立ち、ルンガーが0.001秒差でそれに続くと、後続のオワードは1分10秒714を記録してトップタイムを更新。パワーも1分10秒721をマークしたがオワードにわずか0.007秒届かず、通算63度目のポールを逃した。ポールポジションのオワードから5番手のコルトン・ハータ(アンドレッティ・オートスポート)までのタイム差は、実に0.048秒だった。
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順位 | ドライバー | チーム | 周回数 | タイム | 差 | 前車との差 | Mph |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | |
|
6 | 1'10.714 | 124.167 | ||
2 | |
|
6 | 1'10.721 | 0.006 | 0.006 | 124.155 |
3 | |
|
6 | 1'10.741 | 0.027 | 0.020 | 124.119 |
4 | |
|
6 | 1'10.743 | 0.028 | 0.001 | 124.116 |
5 | |
|
6 | 1'10.763 | 0.048 | 0.019 | 124.082 |
6 | |
|
7 | 1'10.829 | 0.114 | 0.065 | 123.966 |
7 | |
|
6 | 1'10.887 | 0.172 | 0.058 | 123.864 |
8 | |
|
6 | 1'10.953 | 0.238 | 0.065 | 123.749 |
9 | |
|
7 | 1'11.020 | 0.306 | 0.067 | 123.631 |
10 | |
|
6 | 1'11.024 | 0.309 | 0.003 | 123.626 |
11 | |
|
6 | 1'11.034 | 0.319 | 0.010 | 123.608 |
12 | |
|
6 | 1'11.134 | 0.419 | 0.100 | 123.434 |
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