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ミニチュア版なら”一生モノ”。マーカス・エリクソン、インディ500勝者の証「ベイビー・ボルグ」を受け取る

2022年のインディ500勝者のマーカス・エリクソンと所属チームオーナーのチップ・ガナッシに、ボルグワーナー・トロフィーの”ミニチュア”版が贈呈された。

Marcus Ericsson and Chip Ganassi receive Baby Borgs for 2022 Indy 500 win, accompanied by Michelle Collins of BorgWarner Inc. and Mike Hull, managing director of Chip Ganassi Racing

写真:: Uncredited

 チップ・ガナッシ・レーシングのマーカス・エリクソンは、2022年に行なわれた第106回インディ500でパトリシオ・オワード(アロー・マクラーレンSP)を抑え込み初制覇。エリクソンは200周のレースで平均175.428mph(282kph)を記録し、310万ドル(約4億円)を手にした。スウェーデン人としては、ケニー・ブラック以来23年ぶりふたり目の勝者となった。

 チームにとっても10年ぶり5度目のインディ500制覇。2023年の2月2日には、エリクソンとチームオーナーのチップ・ガナッシに、”ベイビー・ボルグ”がアメリカ・カリフォルニアのサーマル・クラブにて贈呈された。

 エリクソンとガナッシに贈られた純銀製のベイビー・ボルグは、その名の通り「ボルグワーナー・トロフィー」のミニチュア版だ。

 1935年にデザインされたボルグワーナー・トロフィーは高さ1.6m、重さ50kg以上の純銀製で、1991年以降の歴代インディ500勝者の顔が刻まれている。2022年10月には最新の勝者であるエリクソンの彫刻が入れられたボルグワーナー・トロフィーがお披露目されている。

 一方で、このベイビー・ボルグは高さ50cmで木製の台座に載せられている。トロフィには優勝者の名前やチーム名、平均速度、優勝した年などが刻まれたプレートが取り付けられている。

 ベイビー・ボルグは1988年から登場し、その10年後には「チャンピオンシップ・チームオナーズトロフィー」が設けられた。

 贈呈式では存命するインディ500勝者では最高齢となる89歳のパーネリ・ジョーンズが、エリクソンとガナッシに祝福のメッセージを送った。

「マーカス・エリクソンと私の親友チップ・ガナッシへ、2022年のインディアナポリス500優勝おめでとう」

「全世界でこれほど素晴らしいレースはなく、1963年にこのレースで優勝したことは、私のレーシングキャリアの中で格段に大きなスリルを与えてくれた」

Race winner Marcus Ericsson, Chip Ganassi Racing Honda, podium, Victory Lane

Race winner Marcus Ericsson, Chip Ganassi Racing Honda, podium, Victory Lane

Photo by: Michael L. Levitt / Motorsport Images

 またボルグワーナー社のミッシェル・コリンズは贈呈に際して次のように語った。

「今日、この場にいられることを嬉しく思います。社を代表してこの場に立ち、ピリオドを打って次のシーズンへ向かっていく最高の一日のひとつになりました」

「この素晴らしい会場で、もちろんトロフィーもあります。ボルグワーナー社を代表してこの場にいられることを光栄に思います」

 コリンズからチャンピオンシップ・チームオナーズトロフィーを受け取ったガナッシは、次のように喜びを語った。

「5歳の時、父が撮った8ミリフィルムでインディ500を見た。おそらく、1000回は見返したよ」

「インディ500は、私の人生において大きな部分を占めている。だから関係者のみんな、素晴らしいドライビングをしてくれたマーカスに感謝したい。そして、相棒のロジャー・ペンスキーには、我々のためにインディアナポリス・モーター・スピードウェイ(IMS)を守ってくれていることに感謝したい」

「何百万回となく言われていることだが、伝統や歴史、そして私にとっては人が創り上げてきたモノなんだ」

 そしてコリンズは、わずか4回の挑戦でインディ500を制したことがいかに特別なことであるかを強調し、エリクソンに”ベイビー・ボルグ”を贈呈。2022年11月にボルグワーナー・トロフィーがエリクソンの故郷スウェーデン・クムラへ凱旋したことを振り返った。

「多くのファンが集まることは事前から分かっていたと思いますが、見渡す限り人がいましたね!」と彼女は言う。

「本当に素敵なことで、関われたことを光栄に思いますし、私も嬉しく感じました」

 

 エリクソンはベイビー・ボルグを受け取り、ボルグワーナーやコリンズなどに感謝の言葉を述べた。

「まず、この素晴らしいベイビー・ボルグに感謝したい。インディ500に勝ってからの全ての体験にも感謝したい」

「スウェーデンへの旅は、僕にとって特別なモノになった。関わってくれたみんなに感謝したい。ボルグワーナー・トロフィーを故郷へ持って帰り、11月半ばの暗い日に街の広場に集まってくれた人たちを見たこの思い出は、僕の人生で残り続けると思うからね!」

「もちろん、チップやマイク(ハル/マネージングディレクター)、チップ・ガナッシ・レーシングのみんなにも感謝したい。チームの一員であること、共にインディ500で優勝できたことは、とてもとても素晴らしく光栄に思っている。これ以上のことはない……本当にありがとう」

 そして控えめな性格のエリクソンは、メインスポンサーのハスキー・チョコレートやホンダ、恋人のアイリス、トレーナーのアレックス、IMSとそれを所有するペンスキー・エンターテイメントにも感謝の言葉を述べた。

 
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