ロッシ、佐藤琢磨の動きを“恥ずべきもの”と批判。ハンター-レイからも厳しい声
アレクサンダー・ロッシは、佐藤琢磨がポコノ戦のオープニングラップで見せた動きは“恥ずべきもの”だと語った。

アンドレッティ・オートスポートのアレクサンダー・ロッシは、インディカー・シリーズ第14戦ポコノの1周目に、チームメイトのライアン・ハンター-レイ、佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン)と接触。タイトル争いに大きく響く、痛いリタイアとなった。
このクラッシュに巻き込まれたフェリックス・ローゼンクヴィスト(チップ・ガナッシ)はセーファーバリアに乗り上げる格好となってしまい、危うくキャッチフェンスに巻き込まれてしまうところだった。これは1年前のポコノで重傷を負ったロバート・ウィケンスのクラッシュを思い起こさせるものだったが、ローゼンクヴィスト含め、ドライバーたちに大きな怪我はなかった。
ロッシはメディカルセンターの近くでNBCスポーツ・ネットワークのインタビューに答え、次のようにコメントした。
「僕は実際にリプレイを見てみたんだ」
「間違いなく、良いスタートが切れなかったのは僕自身のせいだ。ただクラッシュの時はスリーワイドになっていて、ライアン(ハンター-レイ)がインサイド、僕が真ん中、タクマがアウトサイドにいた」
「タクマはどうしてあのようなドライビングが受け入れられると思えるのか理解できない。昨年あのようなことがあったのにだ」
「500マイルのレースであのコーナーをあのスピードで横切ろうとしたのは恥ずべきことだし、腹立たしいよ。僕のチャンピオンシップにも影響があるかもしれない」
「ここから立ち直り、レースで勝つ心構えをするには数日かかるだろう。今はそれだけに集中したい」
一方のハンター-レイも自身の見解を述べた。
「個人的にあれは馬鹿げていたと思う。全員無事だったことを神に感謝したい。僕たちはみんな、昨年の教訓から学んだと思っていた。このレースの1周目までは……」
「僕の視点から話をすると、僕はロッシにかなり近い距離で並びかけながらも、とてもクリーンに走っていた。そしたら突然何かが起こって、僕は後ろ向きになった。そして後方集団が僕の方に向かってきているのが分かったんだ。それからフェリックスがフェンスに向かって飛んでいくのを見た」
NBCスポーツ・ネットワークのコメンテーターで、自身もチャンプカーやインディカーで活躍したポール・トレーシーは、次のように語った。
「これは私の考えだが、サトウはサスペンションか何かを調べる必要があるんじゃないか? 私は取るに足らない出来事によって、(レース再開を)待たされた。ロッシの言ったことに完全に同意する」
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